@yotsumex @anesintensivist 私の考えはみんなから嫌われるのですが、お年寄りに食べたいモノを食べさせてあげたらよいと思う。餅を食べて窒息したらハイムリック。亡くなることもあるだろうけど、それが寿命だろうな。
— decubitus (@leftlateral) 2016, 1月 1
先日の【お正月のお餅、高齢者にはできれば......】の後日談的な話。そもそも高齢者のおもち詰まらせ事案って、昔からあったのではないかという感はある。高齢者自身は昔から居たし、お餅も昔からあった。なので「昔のお餅と違って今のお餅は詰まりやすい」「昔と比べて今は高齢者の数が多く、より歳をとっている人の割合も多いので、詰まり事案数が多くなる」「昔も同じように発生したが、問題視されなかった」のいずれか、あるいはその複数によるものなのだろうなあ、と。
で、昨今事案数が増えているので、高齢者のお餅摂取は十分注意とか控えさせましょうという話に対し、文化だからどうにかしろ的な話があり、だったらその文化尊重の意味でも食べさせてあげて、事案が発生したら手立てを講じ、ダメなら仕方がないという認識。これは一理ある。というか直上で挙げた3つの可能性のうち、今昔のお餅そのもののの性質以外の理由が原因だとすれば、これが一番自然な対処法。江戸時代でも明治時代でも、仮に同じような高齢者が居て、同じようにお餅を食すれば、同じようなリスクは生じるはず。
「詰まったら寿命と思ってください」
これで良いんじゃないかとも思いますけどねえ...>高齢者と餅
正直、「予防」は無理ですから。詰まるのを予防するのも、詰まった後で確実に救命するのも、ともに無理。
「餅食べるなら、詰まった時が寿命と思ってください」
食べる自由についてくるリスク。
— KGN (@KGN_works) 2016, 1月 1
イマドキだから「窒息→応急処置→救急搬送→救命 が当然」でかつ「ピンピンした状態で帰せ!」となる人が多いんだけど、この流れが成立しないよ、という実に基本的なところをもっと周知させたほうがいいと思うんだよね。
お餅を小さくして食べさせても、やっぱり詰まる時は詰まる。
— KGN (@KGN_works) 2016, 1月 1
「どうでも助けろ!」という人も多いんで「じゃあ食わすなよ」になるわけ。
「食べさせる前の下ごしらえは十分に、食って詰まったら応急処置&搬送、それでも助からなければ寿命」で割り切ってもらえば良い気もします。
— KGN (@KGN_works) 2016, 1月 1
で、この「下ごしらえ」もなかなかさせてくれない高齢者って案外おられまして(お嫁さんからの相談も増えます)。
実の娘さんと健全なコミュニケーションの出来てるご家庭なら、娘さんってこういうときは強いですから、有無を言わさず刻んだ餅が出てきたりするんですけどね^^;;
— KGN (@KGN_works) 2016, 1月 1
餅を含め窒息はほぼ即死に近い状況になりやすい。たとえ入院中の窒息であっても助からないことはしばしば。なお,肺炎を起こすほどの誤嚥に至る飲み込み能力の低下は50歳から始まってる。ましてや70歳以上の高齢者なら誤嚥率は高い。なので,食うなら食うでかまわんが死ぬことも予め想定してほしい
— EARL@⊿KEOME (@DrMagicianEARL) 2016, 1月 1
医療者から高齢者の餅詰めについて厳しい意見が出るのは「生物として限界が来てる老人に、それも正月と言う医療資源が不足しがちなタイミングで、多大な医療資源を浪費(と言い切ってしまう)させる」からと思われ。「あ、ダメか」で済むなら良いけどhttps://t.co/MZIMQWlzUR
— Dr.kumicho (@Dr_kumicho) 2016, 1月 1
当方も入院後は食事制限が生じているけれど(塩分系)、それはそれで、体がそうなってしまったから仕方がないと割り切っている。同じような割り切りを、歳を召した方も押し並べてしてくれればよいのだけど。リスクはある、嫌なら食べないのが一番確実、それでも食べたければ、リスクが体現化した時には相応の可能性を甘受せよ、というところ。
のどに詰まらないお餅を創ればいいんだ。 pic.twitter.com/VUirSsrPMP
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 1
......でもそれってダブルミーニングでツマラナいお餅になりそうです。 pic.twitter.com/xbkwe2BzJv
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 1
のどに詰まらないお餅。そもそもそんなものが創生できるのだろうか。まったく......は無理なので事実上リスクとして無視できるほどの確率に抑えられるお餅となると、水分を取り払って火を通したせんべいタイプのお餅になってしまい、それはすでにお餅じゃない。粒状や粉状にしたら、あのうにょーん感が楽しめない。
難しい所ではあるけれど。結局は注意喚起をした上で、最終的には自己責任ってことになってしまうのだろうな。それこそガムのように減らないお餅を作って、それをずっと噛んでればお餅の食感をずっと楽しめるし、のどに詰まらせることも無くなるよ、ぐらいしか根本的な解決法がないものね。
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