高齢者とおもちの後日談、詰まるとかつまらないとか......

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先日の【お正月のお餅、高齢者にはできれば......】の後日談的な話。そもそも高齢者のおもち詰まらせ事案って、昔からあったのではないかという感はある。高齢者自身は昔から居たし、お餅も昔からあった。なので「昔のお餅と違って今のお餅は詰まりやすい」「昔と比べて今は高齢者の数が多く、より歳をとっている人の割合も多いので、詰まり事案数が多くなる」「昔も同じように発生したが、問題視されなかった」のいずれか、あるいはその複数によるものなのだろうなあ、と。

で、昨今事案数が増えているので、高齢者のお餅摂取は十分注意とか控えさせましょうという話に対し、文化だからどうにかしろ的な話があり、だったらその文化尊重の意味でも食べさせてあげて、事案が発生したら手立てを講じ、ダメなら仕方がないという認識。これは一理ある。というか直上で挙げた3つの可能性のうち、今昔のお餅そのもののの性質以外の理由が原因だとすれば、これが一番自然な対処法。江戸時代でも明治時代でも、仮に同じような高齢者が居て、同じようにお餅を食すれば、同じようなリスクは生じるはず。


当方も入院後は食事制限が生じているけれど(塩分系)、それはそれで、体がそうなってしまったから仕方がないと割り切っている。同じような割り切りを、歳を召した方も押し並べてしてくれればよいのだけど。リスクはある、嫌なら食べないのが一番確実、それでも食べたければ、リスクが体現化した時には相応の可能性を甘受せよ、というところ。


のどに詰まらないお餅。そもそもそんなものが創生できるのだろうか。まったく......は無理なので事実上リスクとして無視できるほどの確率に抑えられるお餅となると、水分を取り払って火を通したせんべいタイプのお餅になってしまい、それはすでにお餅じゃない。粒状や粉状にしたら、あのうにょーん感が楽しめない。

難しい所ではあるけれど。結局は注意喚起をした上で、最終的には自己責任ってことになってしまうのだろうな。それこそガムのように減らないお餅を作って、それをずっと噛んでればお餅の食感をずっと楽しめるし、のどに詰まらせることも無くなるよ、ぐらいしか根本的な解決法がないものね。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月 2日 08:05に書いた記事です。

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