昔から高齢者のおもち詰まらせ事案は多発していたのか、確率的には同程度だったのか

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もう一つ、先日の【高齢者とおもちの後日談、詰まるとかつまらないとか......】の後日談的な話。その中で

高齢者自身は昔から居たし、お餅も昔からあった。なので「昔のお餅と違って今のお餅は詰まりやすい」「昔と比べて今は高齢者の数が多く、より歳をとっている人の割合も多いので、詰まり事案数が多くなる」「昔も同じように発生したが、問題視されなかった」のいずれか、あるいはその複数によるものなのだろう

的な話をしたのだけど、餅は昔も今もそれなりにうにょーんと伸びるので一つ目はあまり正しくは無い(というか正しいとしてもそれを検証するすべがない)としても、二つ目と三つ目はどうにかならないものかと、色々と試行錯誤をしたお話。

東京消防庁の例のデータは【東京消防庁、高齢者などのお餅(もち)窒息事故に対し注意喚起(2015年)(最新)】の通り一応それなりの時系列的なデータはあるけれど、それより前のものはe-statに収録されているわけではなく、当然わからない。人口動態調査で熱中症の話同様に精査することもできるのではないかな、と思ったけれど、これもネット上で検証できるのは1999年分以降のみ。あるようで、案外無い。


例のこんにゃくゼリー周りでそれなりの資料が揃えられて検証された形跡はあるけれど、それ以前はほとんど無いに等しい。風物詩と化していたのか、あるいはリスクそのものは皆が知っていたものの、体現数はさほど多く無かったのであまり注目されていなかったのか......。


がんを死因とする人が増えた話でもよく言われるけれど、結局こういうことなのかもしれないなあ、と。

まぁ、もち詰まらせの件は人口動態調査を中心に、時系列的かつ定期更新がなされる公的データはどこかにあるような気もするので、優先順位は低めだけれど引き続き調査を行うということで。「餅の詰まらせによるトラブル件数をグラフ化してみる」なんてのが作れるようなデータがあれば最強なのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月 3日 08:21に書いた記事です。

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