昔から餅による高齢者の窒息事案は多かったのか。熱中症起因の死亡者の精査手法の一つ、熱中症による死亡者の動向をグラフ化してみる https://t.co/FAN1voiuxO で行ったように人口動態調査のデータが
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 2
ICD-10(国際疾病分類第10版)に果たして「餅を食べたことによる窒息死」に該当する区分があるか否か......さらにあったとしても、精査可能な値は1999年分以降(°ω°)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 2
もう一つ、先日の【高齢者とおもちの後日談、詰まるとかつまらないとか......】の後日談的な話。その中で
的な話をしたのだけど、餅は昔も今もそれなりにうにょーんと伸びるので一つ目はあまり正しくは無い(というか正しいとしてもそれを検証するすべがない)としても、二つ目と三つ目はどうにかならないものかと、色々と試行錯誤をしたお話。
東京消防庁の例のデータは【東京消防庁、高齢者などのお餅(もち)窒息事故に対し注意喚起(2015年)(最新)】の通り一応それなりの時系列的なデータはあるけれど、それより前のものはe-statに収録されているわけではなく、当然わからない。人口動態調査で熱中症の話同様に精査することもできるのではないかな、と思ったけれど、これもネット上で検証できるのは1999年分以降のみ。あるようで、案外無い。
「不慮の窒息」があるようですが、「気道閉塞を生じた食物の誤えん」のほか、「ベッド内での不慮の窒息及び絞首」「胃内容物の誤えん」「詳細不明の窒息」なども該当するようです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 2
厚生労働科学研究補助金 総括研究報告 食品による窒息の現状把握と原因分析研究 https://t.co/s9KCjMC9Eb
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 2
厚生労働科学研究補助金 総括研究報告 食品による窒息の現状把握と原因分析研究 https://t.co/s9KCjMC9Eb
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人口動態統計における「家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合」の「その他の不慮の窒息」での「気道閉鎖を生じた食物の誤嚥」において平成18年に2492例が報告されており、その転帰の状況から、死にいたらなくともかなりの食品による窒息事故が起こっている事が推察
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 2
食品による窒息事故に関するワーキンググループ(食品安全委員会、専門調査会別情報) https://t.co/rSlCVfIxJK 第7回食品による窒息事故に関するワーキンググループ https://t.co/UrvCyUBw1o 例の「こんにゃくゼリー事案」の際の資料。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 2
例のこんにゃくゼリー周りでそれなりの資料が揃えられて検証された形跡はあるけれど、それ以前はほとんど無いに等しい。風物詩と化していたのか、あるいはリスクそのものは皆が知っていたものの、体現数はさほど多く無かったのであまり注目されていなかったのか......。
「昔はスポーツ選手がオタクになるなんてありえなかった!」
『情報化で両立可能になっただけなんだよなぁ』
「昔は餅を食べて死ぬ人は居なかった!」
『喉を詰まらせるほど長生きする時代になっただけなんだよなぁ』
「昔はアレルギーなんてなかった!」
『食って死んでただけなんだよなぁ』
— あっきー@**.*kg (@ac_k_y) 2016, 1月 2
がんを死因とする人が増えた話でもよく言われるけれど、結局こういうことなのかもしれないなあ、と。
まぁ、もち詰まらせの件は人口動態調査を中心に、時系列的かつ定期更新がなされる公的データはどこかにあるような気もするので、優先順位は低めだけれど引き続き調査を行うということで。「餅の詰まらせによるトラブル件数をグラフ化してみる」なんてのが作れるようなデータがあれば最強なのだけどね。
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