「最近電話が流行っているらしい」びっくりした印象と納得できる内容

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固定電話や携帯電話関連、さらにはコミュニケーション全般の意識調査でも、ここ数年で急速に口述による会話、通話の機会は減り、デジタルツールによる意思疎通は急増している。電話にしても携帯電話には違いないのだけど、通話機能はサブで、インターネット関連の機能がメインになる時代。媒体が異なれど意思疎通には違いないのだから、人と人との関係が疎遠化したわけではない、むしろハードルが下がって交流が活発化したとの意見も多い。

一方で、通話による電話が流行っているらしい......ってさすがにそれは初耳で。ネタ的な話なのか、マジ話なのか。もしマジ話ならなんでだろう。


......とネタバレで納得感。なるほど。リアルタイムで意思疎通ができること、相手につながれば確実に相手の時間を拘束でき、しかも注意を引き付けられる、と。ビジネス的なものとしてはどうかと思うけど、プライベートで使う場合には、それらの要素は結構重要かもしれない。

先日海外ネタで、電子メールはすでに使わず、ソーシャルメディアのダイレクトメール・メッセンジャー機能を多用するとの話をした。これも電子メールは完全に放置されてしまい、あるいはアドレスすら持っていない人も多い、ソーシャルメディアなら高頻度でアクセスするのでチェックされる可能性は高く、返事のハードルも低い。一長一短ではある(電子メールの長所は「汎用性がある」「大容量を送れる」だけど、その長所もあまり無くなっているけれどね)。

他方、ソーシャルメディアのメッセンジャー機能などでも、相手を確実に捕まえることは難しい。無視をされてしまうかもしれないし、読まれるのがいつになるのかも分からない。確実に相手の首根っこを捕まえて......的なものを望むのなら、音声通話の方が良いのだろうな。

結局のところ、状況を見極め、色々なツールを使い分けるのが一番なのだろう。逆に、それぞれの長所ばかりを集めたものは存在しないというわけだ。中にはソーシャルメディアのダイレクトメールを送った直後に返事をしないと、逆切れする人もいる、つまり電話と同じレスポンスがなされて当然だと思う人もいるから、注意が必要だけれども。

「注意や意識が大切なリソース」。ここがポイント。だからこそそれを取得するのには電話が一番だろうし、それをやられると受け手側は不便さを被る場合が多いので、電子メールやソーシャルメディアのメッセンジャー機能などが重宝されている。その点は見極めておく必要がある。これは重要だよね。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月18日 07:26に書いた記事です。

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