米国の過半数は「今のテロ対策は甘い」と思っている

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最近精査しなければならない資料が多くて、ちょっと記事化がお座なりになっているギャラップの調査結果。まぁ、注目したい調査結果があまりないってのも一因なんだけど。そのギャラップで先日ちょいと目に留まったのが、この直近の調査結果。

要はアメリカ合衆国内での対テロ対策に関して、同国民が満足しているか否かという調査結果。グラフの左端が2002年だから、「9.11.」から間もなくの話で、その時ですら満足派が51%で過半数。その後じわりと増加していったんだけど、2014年以降は減退。そして2016年ではついに満足派が過半数を割り、不満足派が過半数。両者がはじめて逆転したってことで、結構問題視されている。

同じようなことを継続していても、人は段々と慣れてきて、より効果のあるものを目指すようになる。同じ食事をずっと続けると飽きてくるのと同じ。その「飽きた効果」もあるのかと思ったけれど、それでは2014年までの高値維持の説明ができない。

説明によれば、やはりこの動きの原因はISによるもの。対応が不十分だとの意見が高まり、結果として「テロ対策は足りない」との判断を下す人が増えたようだ。特に共和党支持者にその気概が多々ある。

米大統領選挙も当然、この辺りも討議テーマの一つとして挙げられるのだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月19日 06:34に書いた記事です。

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