今日東上線車内で学生の会話聞こえた。「体育会ラグビー部誰某です。先生の講義に関心はあるのですが、練習や遠征で忙しく、十分な学習時間が取れませんでした」と書いておけば楽勝と豪語してました。当TLには多数の先生方がいらっしゃいますが
— AKITA Shingo (@duck_neet) 2016, 1月 21
年度末が近付いてきたこともあり、大学の単位に絡んだ話が増えている。教授に駆け寄って「単位が落ちると卒業できない、就職決まったのに」云々とかいう話は昔からのことではあるのだけど、昨今では口頭やサークル単位での内部的な噂話でしかなかったものが、ネタ話や創作もあわせ、ソーシャルメディアでばりばり広がるものだから、随分と状況は変わっているように見える。情報の共有化、可視化が事態を動かしているというのかな。
先日も(ネタかリアルかはともかく)試験がゼロ点でもお願いすれば単位貰えるよ的な話が写真付きで出回って大炎上事案ってのも見受けられた。まぁ、時節ネタは目立つから、フェイクかもしれないけど、教授側が身構えるのも無理はない。
何度か触れているけれど、グレーゾーンを荒らしたり、拡大解釈しようとする筋が出てきて、それが増えると、結局明確な仕切り分けが必要になってしまい、皆が不幸になる。いや、ある意味グレーゾーンってのは外の部分なのだから、しっかりと決まりを守っていた人には「正直者は馬鹿を見る」状態が無くなり、リソースが有益に使われるのだから、幸福にシフトすると解釈できるのかな。
「単位の懇願が書かれた答案を合格にして、もし学生に『お願いしたら単位キタ楽勝』なんてSNSに書かれたらこっちの問題になるので不可にします」って言ってる。
— fa_censored (@fa_censor) 2016, 1月 21
今まで何度か「この授業の単位さえとれれば卒業できます」って書いてきた学生がいたが、教務課で成績照会すると大抵嘘ついているんだよなあ(´ω`) 確認されるようなことで嘘をつくのは良くない。
— fa_censored (@fa_censor) 2016, 1月 21
単位数で絶対に卒業できない学生が、いろいろな教員に「卒業が"厳しい"ので」とお願いに行ってたこともある。
— fa_censored (@fa_censor) 2016, 1月 21
すぐ確認できる嘘をつくということは「こいつはこの程度でも騙せる」って軽く見ていることの表れともとられかねないから...
— fa_censored (@fa_censor) 2016, 1月 21
この指摘にはなるほど感。不正......というか曖昧な判断は、これまで以上に自らの首を絞めるリスクが生じているので、そんなことはできないってのはまっとうな回答に違いなく。また単位取得のための言い訳についても、精査によるウソか真かが容易に判断できるものを語って来たということは、見方を変えれば「すぐに騙せる」とたかをくくっているとの解釈もできる。
これってアレだ、単位取得の際のやり取りに限らず、一般のやり取りにもいえることだな。すぐに覆す事ができるようなウソを語りかけてきた場合、その人は語っている相手をなめている、軽んじていることになる。この位のでまかせでも騙せるだろうと判断しているわけだからね。
容易なウソは語り先をなめていると判断する材料となる。なるほど感のある話に違いない。
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