失敗知識データベース https://t.co/Hw57NKeMhQ JST運用のものが「仕分け」され、2011/3末で終了。その後畑村創造工学研究所で運用へ (告知 https://t.co/5YH5OXE6YY ) pic.twitter.com/2XQV4X6Pa9
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 23
成功事例よりも要チェックな失敗事例集こと「失敗知識データベース」 https://t.co/BEjGgBBH4E 昔の紹介記事
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 23
ちょっとした調べものをしていた際に目に留まった記述から色々と精査して、ひとまず状況を確認できたので覚え書き。昔、旧本家サイトでも紹介掲載した「失敗知識データベース」。色々な意味で有意義なデータベースに違いは無かったのだけど、例の「悪夢の三年半」とでも呼ぶべきか、一連の公開仕分け事業の嵐の中で今件も切り捨ての対象となり、収録されていたデータが畑村創造工学研究所に引き継がれていたという話。
記事タイトルでは「引き継がれていた」としたけれど、実のところ微妙な話で、データを転送したまでで新規更新は一切なし。つまり更新そのものは終了で、JSTで実施していたデータのアップデートは今後も行われてない。
まぁ、積み重ねられていたこれまでのデータが残っているだけでもありがたいといえばそれまでなんだけど。
この類のデータって、頻繁に使われる事は無いから「あまり利用されていない」=「役に立たない」と判断されがち。「悪夢の三年半」ではその類のウェブ上の公的サービスが複数廃止されたのは当方も認識している。
ただこの類のって、存在自身に大きな意義があるんだよね。必要になる機会が皆無では無く、低い頻度でも必ずある。そして使う時に存在していることが大いなる効果となる。百科事典とか安全装置とか保険とか、そんな感じ。あるいはシートベルトやエアバッグでもいい。
今件データは、類似事項を行う際に、過去においてどのようなヘマが生じたのかを精査できることで、今後起きうるトラブルの予想における確率の底上げが期待できる。非常に有意義ではあるんだけどね。特に昨今ではデジタル系、インターネット周りの失敗談が多いので、その辺りが集約されていると、スペシャル役立つものとなったに違いないのだけど......。
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