デトロイトのフォード自動車工場で塗装のラインの壁に塗料が飛び散ったものが積み重なって層になる。 違う車の生産が始まることで色が変わり、また層が積み重なる。 そして、削り出された結晶を加工して完成した「フォーダイト!!」 欲しいよな pic.twitter.com/2LKsRo1uhj
— こんちゃん (@keikunkonkei23) 2016, 1月 22
フォーダイト「自動車の塗装に用いられていたエナメル塗料が層を成し、固まってできた人工鉱石。アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトの自動車廃工場跡から産出」実在した(°ω°) https://t.co/AR0vxAxLmL pic.twitter.com/L4aJE7TPGP
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 23
かつて、自動車の塗装は手作業で、スプレーで吹き付けることによって行われていた。そのため、過剰に吹き付けられた塗料が作業現場の通路や荷台等に漏れた。そして、年月を経るごとに、作業現場には様々な色の塗料が層を成して積み重なっていった。そして、塗料を硬化させるための高熱処理を何百回、何千回と繰り返したため、層を成して積み重なった塗料もその度に固まった。
吹き付け過程で漏れたりこぼれたり吹き飛んだ塗料が層を成して蓄積され年輪的なものを形成し厚みを持つようになる。それが邪魔になって削った時に、きれいで捨てるのはもったいないから削って宝石にしようという、コロンブスの卵というかトンチ話というか究極のリサイクルというか。長らく掃除をしていない物置の床に分厚く積み重なったホコリのような(ちょっと違う)。あるいは牛丼屋の紅ショウガのケースの底の部分とか(それも違う)。
まるで「Fallout」シリーズでお金代わりに使われているボトルキャップのようなものだよなあ、的な。現在では塗装方法が進化したため、フォーダイトそのものが形成されなくなったって辺りも神秘感を上乗せさせる。
ebayで検索すると結構出てきますね。真偽はともかく https://t.co/OWnKvY7TBs pic.twitter.com/XgoKDesCJh
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 23
@Fuwarin https://t.co/Ipy01Y7Xvx 同じくアマゾンにも
— Saru Ken (@SaruKen2) 2016, 1月 23
理屈の上では米国のデトロイトにある工場以外でも生成され得たのだろうし、人工的に作ろうとする筋も出てきているに違いない。ホンモノ・ニセモノの精査をする必要があるのだけど、ともあれebayや海外のアマゾンではそれなりに数が出回っており、流通はそれなりにしていることが確認できる。
日本でも探せば似たような発想の、「普段なら単に邪魔者として廃棄するものを、切り口を変えてお宝に仕上げられるもの」の素材が転がっているんだろうなあ......と思ったりもする。
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