御坊様への悩み事相談もインターネット経由で行える時代

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先日はアマゾンでお葬式の販売...というか出張サービスが話題に登っていたけれど、デジタル化の波は宗教界にも確実に押し寄せているわけで。俗世の人達の悩みを聞き、それに応え教え説き、悩みを解決するのも宗教の役割の一つであるのなら、それをインターネット経由で行うのは何ら不思議な話ではなく。インターネットの普及率がどんどん上昇し、高齢層も多く使うようになれば、この類のサービスの需要はさらに増えてくるのだろう。また功徳を積み増すのは何もリアルでなくとも構わないのである(はず)だから、むしろ積極的に使うべきではないかな、と。


で、話題に登っているのは蓮の葉(hasunoha)というサイト。多数のお坊様が登録されていて、俗世の悩みに耳を傾け、答えてくれる。まぁ、税理士やお医者さんで似たようなサイトはあるけれど、専門職の集約場ってのは、それだけである程度の信頼性が得られるからね。

サイト名の蓮ってのは、仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされているところからつけられたんだろう。メールアドレスを入力して登録する以外に、Facebookのアカウントでも利用できるとか、他人に周知するためのボタンのネーミングに「娑婆に広める」とか、細かい所まで手が込んでいて、これはプロの仕業に違いなく。


Facebookなどでも「いいね」を方言にするとか色々とネタが一時期流行ったけど(今ではボタンが公式に多様化したのでネタそのものが無意味になってしまった)、hasunohaでは「有り難し」になる。これもサイトの雰囲気にマッチしていてとても良い。お坊様の有り難いお言葉を聞いて「いいね!」ではちょっと腰砕けになるからねえ。

この類のサービスは大切にしていきたいものだ。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月27日 07:48に書いた記事です。

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