日銀、マイナス金利導入を議論(日経) pic.twitter.com/7Lp8x7ry9C
— 岡三マン (@okasanman) 2016, 1月 29
日銀、マイナス金利導入を決定 https://t.co/lXKvGMWG9r あら。 pic.twitter.com/IYwNMh2s7Z
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 29
先行記事でも使ったキャプチャと、その直前のキャプチャ。市場の急変と日銀の実際のマイナス金利発表との間に幾分のタイムラグがあると思ったら、日経がこのような記事をやらかしたという話が入ってきた。いくつかの不明瞭なツイートが見受けられたのだけど、この話でああなるほどそういう意味だったのね、ということが分かった次第。
なぜ日銀の「マイナス金利」は漏洩したのか?金融政策発表直前に出た日本経済新聞の飛ばし記事が市場関係者の間で波紋 - 市況かぶ全力2階建 https://t.co/4PXrH95JIg これかあ。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 30
リークという言葉が適切とは思いません。何年も記者が取材を毎朝毎晩続けて信頼を築いた結果ですので。企業や当局の発表だけを報道するのは情報統制下に近い体制だと思います。→@dragonbaby_ter 小栗さんは日経の方ですか? 日経の社内の方はあのリークをどう思ってるんですか。
— 小栗太@日経 (@ogurifutoshi) 2016, 1月 29
守秘義務に反する内部者情報を漏らさせる関係を「信頼関係の成果」と主張して憚らない反社会的報道機関ということですな
— 水島六郎 (@mizloq) 2016, 1月 29
ルールを破って情報を聞き出して報道すること=信頼を築いた結果
だそうだ。使命感履き違えすぎだろ
— 銀髪推進派 (@alpaka) 2016, 1月 29
メディアの内輪話で恐縮ですが、日銀の決定会合で決める展望リポートの全容を発表前に報道するのは前例がないと思います。発表の40分ほど前に報道できたのは、電子メディアの発達で初めて実現が可能になった新しい報道スタイルです。
— 小栗太@日経 (@ogurifutoshi) 2015, 10月 30
うわあ、微塵も悪いと思ってないのねこの人 https://t.co/HzJFWFwIMd
— 銀髪推進派 (@alpaka) 2016, 1月 29
大体の媒体に於いて速報は出た瞬間に価値が無くなる上に
勝者一人のレッドオーシャン
だったら分析だの解析だの解説だのなら
その社その記者その記事に価値があるし陳腐化もしない
日経新聞の向いている方向は間違っていると思う
決算開示のpdfを早抜きするのと大差はない
— 新泉c (@araizumiC) 2016, 1月 29
先日の https://t.co/Vf2iIpuUEp の件と合わせ、「ジャーナリスト」「報道」って何だろう。過去の人達が築いてきた信頼や信用性や実績を食い散らかして、色々ぶち壊しているのではないかしら、的な感は強いです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 30
どこかで覚えた香りと思ったら、被害者の実名を伏せるのが通例だったのにも関わらず、「実名報道で視聴者の心に刻ませるのが責務だと我々は判断したので、あえて実名で」云々とした、実名報道事案と同じですね。上から目線の独善行為。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 30
「企業や当局の発表だけを報道するのは情報統制下に近い体制」と考えたので、やっちゃいけないことをやっても良いという大義名分にしている。分析や解析、専門家の見地による解説という選択肢は、そこには見えてこない。本来それこそが専門紙のあるべき姿なのに。
まぁ、人間、楽な方、コスパの高い方に逃げたくなるもの。そして分析や解析、専門家の見地による解説は大変なリソースを必要とする。大義名分や理屈付けで批判をスルーできるのなら、他紙には出来ないリークをやらかして正当化した方が、低コストで効果を期待できるからね。今件に限っても、むしろ情報統制をしているのは日経側では、という純粋な疑問もあるし。
「報道だから」「ジャーナリズムだから」といった、無敵の切り札と思っているものを濫用していると、ストックが枯渇してしまうんだけどね。使ったものは新たに補充しなければ無くなってしまうのだけど、補充できるだけの誠意ある行動を成しているのかな?
実の所、公式発表前に関係書類や資料が報道関係者に配られることはよくある話だし、合理性もある。何も権力が都合の悪い事をされないように云々っていうものじゃない。規制解除時に一斉に、不公平感無く情報が発信できるように。関係方面の混乱を導かないように。大よそ、紙媒体の発売当日の朝とか、ゼロ時とか。公知意義が高いものは当事者の公式発表と同時に。金銭周りの場合、上場企業などでは、市場の混乱を招かないようにってもある。
発表タイミングが調整されるのは、相応の理由がある。それを「情報統制」と勝手に認定して、その規律を破るのは、勘違いでしかない、あるいはワガママでしかない次第で。
今件に関してあと2つ。1つは信頼を築いた結果、リークをしましたのいうのなら ①発信側の許可の上でのリークなら、日銀関係者が重罰もの。 ②許諾しておらず、公式発表と同時に報道規制解除の内容を事前公知なら、これまで日経関係者が築いてきた信頼をすべて食いつぶしたようなものとなるのだろう。
そしてもう1つ。個人的には、非常に皮肉な話ではあるのだけど。今回も合わせ日経関係者アカウントの複数のツイートによる状況の暴露こそが、実は最大の情報漏えいではないかと思う次第。今件に絡んで今後何か問題追及があった場合、日経サイドでごまかしができなくなってしまったわけだ。
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