ニュースアプリの利用者は今年度末に3,385万人、2018年度末には5,082万人へ(ICT総研) 後読み https://t.co/MQ9JVzkg6M pic.twitter.com/pgQydBtFVr
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 26
ニュースを得るための媒体といえば、新聞、テレビ、ラジオなどが長らく主流であったが、近年ではパソコンやモバイル端末でニュースを閲覧する利用者が急増している。特にアプリの普及に伴い、スマートフォンやタブレット端末と言ったスマートデバイスでの閲覧形態が一般化してきているのが現状だ。
調査対象母集団となるインターネットユーザーの回答動向を元に市場全体を推計したものなので、絶対値の値はある程度ぶれが生じ得るとしても、ネットユーザー内の利用動向はそれなりに高い信頼性の上で見ても良いデータ。ニュース取得用のスマホアプリの勢力が分散化しているようすがうかがえる。
速報性を重視するニュース系の情報は、すぐに情報を取得できる機動力の高いスマートフォンと相性が良い。さらにつまみ食い的傾向が強くなるので、いわゆるキュレーション系アプリが持て囃されるのも当然かな、という感はある。あとLINE NEWSはベースとなるLINEそのものの利用者数の多さが後押ししているんだろうな。
リリースでは各モバイルニュースアプリの満足度に関しても調査結果を出しているけど、7割強でほぼ横並び。NewsPicksやAntennaの値が高めに出ているけれど、これは「そのサービスを選択している人における」値であることに注意。この類のサービスは利用者が増えれば増えるほど、何となくとか、さほどロイヤリティは高くないけれど惰性的に使っている人が増えるので、満足度は平均化のために減退する傾向にある。元々地の部分で品質がよければ、一定率は維持できるけど。だから、本当は指標の一つとして、満足度と利用率を掛け合わせた「満足者数指標」的なモノを算出した方がよいのだろうね。
本家サイトで分析掲載している、例のアドビのニュースに係わる記事(【ネット上の情報元、「キレイ」と「シンプル」どちらを選ぶ?】)と合わせ読み解くと、色々と興味深いかもしれないな。
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