CDの売上落ちてるけどコンサートはバリバリ人気なんだってさ、いやマジで

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正直この右肩上がり具合には驚きました。


CDはそんなに売上ないけど、LIVEはすごいというアーティストが結構な数でいるんじゃないかなーと思いました。それと個人的には、無料音楽視聴がここへの導線になっている可能性もあるじゃないかと思います。

CDが売れなくてもキチンとファンに訴求して、コンサートに来てもらえればなんとか成立するんじゃないでしょうか。


物理媒体としてのCDの売上は前世紀末から減退傾向にあり、スマホの普及とデジタル音楽の配信の浸透で加速されている。そしてデジタル音楽も無料や定額制が進み、物理+デジタルの仕切り分けでも音楽業界の販売市場は縮退の一途をたどっている。「けどライブは堅調だよ」という話はちらほらと耳にしていたけれど、経産省の商業統計などではそれを把握することはできず、どこかで一度統計を出しておきたいな......と思っていたので、この話は渡哲也。じゃなくて渡りに船。

コンサートプロモーターズ協会の会員に限定しても、明らかに上昇トレンドの中にある。会員が増えたから上昇したのでは、という感もあったのだけど、会員数動向はほぼ横ばいなのでそれも無い。実際には非会員でコンサートを展開している事例もあるだろうから、上下トレンドの度合いは別にして、市場規模はもう少し大きなものとなるはず。

もちろんこれはあくまでも売上であり、利益はまた別。利益率もCDなどとは違う。ただ、双方を合わせた図表を作ると、面白い事になりそうな気がする(後で問合せをしなきゃ......)。

で、トレンドを見直すと、指摘している通り、CD界隈の動きと連動しているかのような流れを示している。どちらかがトリガーとなったのか、双方が相互作用的に動いたのか、それとも他の世の中の流れに従い双方がそれぞれ別途影響を受けた結果なのか。それは分からないけれど、「一連の動き」としてまったく無関係ではないことは一目瞭然。


この発想は一理ある。音楽とは元々音を楽しむものであり、その方法は問われていない。CDもデジタルもその方法の一つでしかない。趣味の多様化やデジタル音楽の普及浸透で、音楽が細分化され個々で楽しむ機会が増えたからこそ、自分と近しい価値観を持つ人との間で「音を楽しむ」機会を得たいとの気持ちが沸き上がるのは、理解ができる気がする。例の100円ショップで流行っているサイリウムの流行も、これに連動したものなのかなあ、とか。まぁ、一種の宗教みたいな雰囲気もある。

ライブコンサートが流行なら、大型トレーラーに演奏ブースみたいなのを詰め込んで移動ライブスタジオを作って、地方の広場に(許可を取った上で)巡業ライブとかすると面白いかなとか思ったりもする。ほら、よくあるじゃん。トレーラー内部にステージが用意されていて、側面を開くと即時ライブが始まるって感じの奴。

......と素人考えをつぶやいたら。


違うよ、トレーラー全体を演奏用楽器にするんじゃなくて、舞台まで含めるって意味だよ。いや、マッドマックスのは一応舞台も含まれているから、これはこれで正しいのか。つまり、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は時代の最先端を逝く(あえて誤変換)音楽のスタイルなのかもしれない......のか?

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このページは、不破雷蔵が2016年2月 3日 07:47に書いた記事です。

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