LED照明が「低消費・長寿命」という謳い文句て登場した初期から、技術屋はLEDは長寿命でもそれ以外の部品はどうなんだよってみんな言ってました(笑)。
— tokoya (@tokoya) 2016, 2月 23
@tokoya ちゃんとLEDシーリングライトには「LEDブハ5年保証、電源部は1年保証」みたいなこと書いてありました(w
— phoenix (@aim54_phoenix) 2016, 2月 23
震災以降に急激に普及浸透することになったLED関連の照明器具。その器具が使えなくなった、つかなくなったとの話をちらほら耳にするようになった。LEDって10年、20年単位で持つはずだけどな、という情報は頭にあるんだけど、同時に「やっぱりね」という感もある。その理由は上記の通り。
つまり、LEDの根幹部分は確かに10年単位で長持ちする。これは間違いない。一方で、そのLEDを照明なりの器具として構成するのに必要となるその他の部品は、LEDほど長寿命ではないことがほとんど。結果として、LEDそのものはまだまだ使えるけれど、それに連なる部品が寿命切れとなり、器具全体としては壊れてしまうことになる。
ぶっちゃけると現状では、LEDの照明器具の寿命ってのは、その辺りまでちゃんと配慮した上で明記されているものでなければ、LEDそのものでは無く他の部品の寿命に引っ張られてしまう。したがってメリットとしては使用時間当たりの消費電力が低い位となってしまう次第。
例えるならかつて家庭用ゲーム機のソフト界隈でカートリッジからCD-ROMへのシフトが進んだ際に、そのメリットとして「カートリッジよりCD-ROMは素早く焼けるので再販が楽だよ」とした件に関して、「CD-ROMは短時間で焼けても、それを納めるプラケースや紙の説明書、パッケージはどうなんだよ」という問題から、結局再販スピードがあまり上がらない状態となったのと同じ次第。
この辺りは少しずつ改善されてはいくのだろうけど、それでもLEDと同等の長寿命になるのには相当の時間がかかるし、手が届いても恐らくは高コストで汎用化は難しいと思う。ではLEDの価値・意義って、当初思われていたよりは随分と......まぁ、消費電力が抑えられるのは引き続きメリットには違いないのだけどね。
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