もう対面の人とぶつからない? 遠近法を利用した横断歩道デザイン https://t.co/Pg4cEtCQjc ほほう(°ω°) pic.twitter.com/QFyS5K5hYH
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 2月 3
一次ソースは台湾の大学のもので、日本では無い。ただ、横断歩道のデザインを見ると、日本と何ら変わりが無く、発想はそのまま日本でも応用できそうなもの。心理学的にどのような仕組みでそうなってしまうのかまでは分からないけれど、確かに指摘の通り、線が敷かれていると人はそれに沿って動きをしたくなるもの。さらにこの対角線の敷き方だと、遠近法的な演出効果も成されるので、その方向に誘導される可能性は高くなる。
元々横断歩道はこちらから行く人とあちらから来る人との区別分けはされずに一体化したエリアであるため、どうしてもごっちゃになる。明確な仕切り分けをすると場所の問題とかがあるのだろうけど、ある程度誘導はしたい。その時に、こんな感じの演出はまさに打ってつけ。規制はしないけど、こんな感じで使ってくれるとありがたいなというグレーゾーンというかお願い的な切り口は、以前紹介した「大きな歩道で歩行者と自転車のイラストを描いて、自転車優先ゾーン的なものを想起させる」ってのと同じ。あるいは自転車置き場に白線で斜め線を引いておくと、自転車を置く人は自然にその線に沿って並べて置くので、場所を節約でき綺麗に並ぶ、的な。
また今件が優れているのは、既存の横断歩道にすぐに応用でき、コストも最小限で済む......はず、のこと。斜めに横断歩道のライン切りをすれば良い。対角線の先端部分が細すぎるというのなら、もう少し到達先の部分を広げてみるという手もある。台形の組合せに近くなるのかな、その場合。
道交法との絡みもあるのだろうけど、非常に興味深い方法ではある。実証実験などをしてみる価値はあると思うな、これ。
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