朝食の欠食と脳卒中との関係......ちゃんと朝食をとるようなライフスタイルが良いみたい

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朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血の危険性が36%高まるとの論文を、磯博康大阪大教授と国立がん研究センターなどのチームが4日までに米医学誌に発表した。


朝の欠食が肥満や高血圧につながる恐れのあることは知られているが、さらに脳出血の危険性も高まると確認されたのは世界で初めてという。磯教授は「朝食を食べないと、朝の血圧が上がるためと考えられる」と述べた。


国立がん研究センターによる大規模調査のデータを元にした、相関関係における傾向の洗い出し研究レポート。あくまでも相関関係の発見と因果関係証明のためのトリガーとなるタネの洗い出しが主目的なので、断定は今件データだけではできない。「朝食を毎日とる人は欠食する人に比べて健康的な生活習慣を送る人が多いと考えられます」ってのが本当のところ。

とはいえ、数量的なぶれをほとんど考察しなくても良い大規模な調査において、朝食をしっかりと取っている人は脳出血のリスクが低い......というか、朝食を欠いた食生活の人は脳出血の可能性が高まっていたってのは、結構驚き。「朝食を欠食すると空腹によるストレスなどから血圧が上昇することが報告されています。逆に朝食を摂取すると血圧上昇を抑えられることも報告されています」など説明を読むと確かにその通りで、その話の通りにデータが出ている。

朝起きるのが遅かったり、けだるさを覚えていると、朝食はパスってしまう人もいるかもしれない。けれど今件のように、朝食を抜くと色々とネガティブな効用が生じるかもという調査結果も結構出ている。色々と仕方がない人はともかく、容易に解決できそうな理由で抜いている人は、何か工夫を凝らして、規則正しい食生活をする事をお勧めしたい。

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このページは、不破雷蔵が2016年2月 5日 06:47に書いた記事です。

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