「家庭の家計と国家財政は違う、家計なら節約すれば収支改善するが国家財政でそれやっちゃダメ」とはよく言われるが、国家経営ゲームってCIVとかもそうだがたいてい家計と同じアナロジーでデザインされており、ここは教育的効果のあるゲームを誰かにデザインして欲しいところ
— ultraviolet (@raurublock) 2016, 2月 5
「国の借金」といった言葉に代表されるように、国家財政は世間一般の家庭の会計と同じ部分、同じように考えた方が分かりやすい部分もあれば、そうでない部分もある。それをあえて「全部同じ」としてしまうと、分かりやすいけれど間違った理解をしてしまう。全部違うのではなく、合っている部分もあるので、錯覚に陥りやすい。
ところが国家財政は多くの人にとってはあまり知る由が無いものでもあることから、国家の財政まで家計と同じように考えてしまう人が多いし、そのような話にはすぐに同意を示してしまう。分かりにくいものは理解されにくいってことで、本来シミュレートをして疑似体験の上で学ぶべき数々の経営・財政が絡んだゲームにおいても、家計ベースでの概念が軸になっている。その方がシンプルだし理解されやすいからね。
でもそれだと、正しい理解にはならない。ゲームとしては面白くあったとしても、シミュレーションとしては失格。過去の事例を精査し直せば、その辺りまでしっかりと再現したゲームもあるのだろうけど、ごくこく少数派なんだろうな(世界そのものを疑似構築している多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム(ソーシャルゲームに非ず)でも、そこまで管理しているのはごく少数のはず)。
流通通貨の管理やインフレなどを盛り込んだゲームがあっても良いと思うのだけど。地方行政単位なら「シムシティ」があるけどね。あれはあれで、住民と行政効率の板挟みが体感できる。あとは...「トキオ」とか、「トロピコ」とか?
RT言及:civilization4も、思えば「無駄な建造物は作らない」ことで勝利に近づく、無駄を排除する仕組みでありました。(生産都市に商業施設は不要、みたいな)国家財政的に吸い上げた金を民間に戻すことで収支をよくする、みたいなゲームは、なかなか面白そうです。
— 銅大 (@bakagane) 2016, 2月 5
子供向けのカードゲームであれば「風が吹けば桶屋が儲かる」的に、七並べみたいにつなげていくのがいいかもです。需要、供給、需要、供給、とカードをつなげていって、一番、長くつなげていったプレイヤーの勝ち、みたいに。
— 銅大 (@bakagane) 2016, 2月 5
国家財政七並べゲーム。妨害カードとかイベントとかで、誰もカードを出せなくなると『財政出動カード』の出番。これで需要を掘り起こして、そこからさらにつなげていく。『財政出動カード』がなくなるとゲーム終了。
— 銅大 (@bakagane) 2016, 2月 5
カードゲームにまで落とし込むのは、よほどデザインが巧みでないと難しそうだけど、概念レベルにまで簡略化すれば不可能ではなさそう。その上でアプリゲーム化を果たすという手法もありだろうな。「ザ・シンプソンズ」の世界みたいにごちゃごちゃになりそうだけど、それはそれでまた楽し。
その辺をシムできるゲームとしては、ヨーロッパユニバーサリス3とかがありますね~
http://www.4gamer.net/games/040/G004028/20080317028/