家庭の会計と国家財政の相違をしっかりと認識しないと色々と振り回されるよね

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「国の借金」といった言葉に代表されるように、国家財政は世間一般の家庭の会計と同じ部分、同じように考えた方が分かりやすい部分もあれば、そうでない部分もある。それをあえて「全部同じ」としてしまうと、分かりやすいけれど間違った理解をしてしまう。全部違うのではなく、合っている部分もあるので、錯覚に陥りやすい。

ところが国家財政は多くの人にとってはあまり知る由が無いものでもあることから、国家の財政まで家計と同じように考えてしまう人が多いし、そのような話にはすぐに同意を示してしまう。分かりにくいものは理解されにくいってことで、本来シミュレートをして疑似体験の上で学ぶべき数々の経営・財政が絡んだゲームにおいても、家計ベースでの概念が軸になっている。その方がシンプルだし理解されやすいからね。

でもそれだと、正しい理解にはならない。ゲームとしては面白くあったとしても、シミュレーションとしては失格。過去の事例を精査し直せば、その辺りまでしっかりと再現したゲームもあるのだろうけど、ごくこく少数派なんだろうな(世界そのものを疑似構築している多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム(ソーシャルゲームに非ず)でも、そこまで管理しているのはごく少数のはず)。

流通通貨の管理やインフレなどを盛り込んだゲームがあっても良いと思うのだけど。地方行政単位なら「シムシティ」があるけどね。あれはあれで、住民と行政効率の板挟みが体感できる。あとは...「トキオ」とか、「トロピコ」とか?


カードゲームにまで落とし込むのは、よほどデザインが巧みでないと難しそうだけど、概念レベルにまで簡略化すれば不可能ではなさそう。その上でアプリゲーム化を果たすという手法もありだろうな。「ザ・シンプソンズ」の世界みたいにごちゃごちゃになりそうだけど、それはそれでまた楽し。

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その辺をシムできるゲームとしては、ヨーロッパユニバーサリス3とかがありますね~

http://www.4gamer.net/games/040/G004028/20080317028/

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このページは、不破雷蔵が2016年2月 6日 06:53に書いた記事です。

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