公式RTはしませんが、元首相経験者が参加しているデモ写真を見て。英語で「ファシズムを打ちのめせ、●×を追い出せ」「民主主義を取り戻せ」と書いてあるのですよね。どこの世界線の話かと首を傾げるばかり。しかも小さく今話題のキーワードを山盛り書き込んであり、まるでスパムサイトのごとし。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 2月 14
トリガーとなった写真そのものはあえて掲載しないでおくけれど。先日、首相経験者(「元首相経験者」ってのは変な日本語だよね、考えてみれば)も参加したというデモの様子を伝える写真が巡回されてきて、そのデモ参加者が持っていた横断幕に書かれていた文言を見て思ったことを。
何だか威勢の良いことを大きく書いてあるけれど、実のところは自らの思うがままにならない状況を逆切れしていたり、認識そのものを違える、あるいは意図的に誤認しているような感は強い。英語ではもっとドキツイことが書いてあるし、小さく色々と加えられている文言は、昨今政治経済で話題に登っている言葉をとりあえず並べてみました、みたいなスパムサイトのキーワード詰め込み状態な感じ。大の大人が何をやっているのだろうかといった感想しか出てこない。
それらの様相を見るに、恐らくはその首相経験者のよき時代、あるいは参加者の多分の青春時代であった学生闘争時代を思い起こしているのかなあ、と思ってしまう。つまり「(自分達にとって)あまり世の中が面白くないのは、やはり今の社会が悪の集団に牛耳られているからだ」「それに声を挙げて抵抗している私たちは超カッコイイ、みたいな」的な状況に酔っているのだろうね。いわばリクリエーション的なもの、あるいは以前取り上げた、自分の人生にとって頂点だった時代を思い返し、その時の雰囲気に浸り、記憶を鮮明にさせる「想起法」的なものもあるのかもしれない。
いっそのこと、どこかに「学生闘争ひろば」的な名前をつけて、様々な学生闘争時代の環境を再現したり、体験できる場をつくり、そちらで好きなだけこれらの人達に楽しんでもらうのも良いのかもしれない。放水車やジュラルミンの盾を装備した機動隊と戦う東大紛争コーナーとか、大学施設を模した建物への投石アトラクション、学校のような建物の中にバリケードを作る築城遊び、夜はヘルメットとマスクを装備して旗や棒を振り回しながらの自称解放運動パレードをお客さん自らが行う、とかね。
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