ごはんがあって汁があったらかけない理由はどこにもないのだ
— クロイヨシツネ (@YoshitsuneK) 2016, 2月 14
江戸時代くらいまでは冷や飯に湯や汁を掛けて喰うのは当たり前だったはずなんだが、いつ頃から汁掛け飯が不作法ってことになったんだろうな。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2016, 2月 14
とは言え、オレも子供の頃の教育のせいで抵抗があるから、ラーメン屋で〆飯を推奨している店でもスープ飯に掛けて喰ったことはないなぁ。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2016, 2月 14
大河ドラマの「真田丸」でも北条氏政のシーンで登場したこともあり、話題に登った汁かけごはん。行儀の良し悪しについては、確かに行儀はよろしくないとのイメージはあるけれど、いつごろからかは分からない。「猫まんま」とも表現するので、猫のようなご飯を人間様がって辺りなのかな。いや、美味しいけれど良くかまずに飲み込んでしまうから健康の上ではちょっとまずいかなってのもあるのかもしれない。
それはさておき、この名前。汁かけごはん、猫まんま、どちらが正解なのだろうか。
ごはんにみそ汁などをかけて食べる方法。当方は「ねこまんま」と認識していたのですが、地域によって異なるのですね 日本経済新聞 電子版|「食の方言」を探る 食べ物新日本奇行 https://t.co/RYinYEcykf pic.twitter.com/gWRqGIdUlV
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 2月 14
おでんやおにぎり、お稲荷さんと同じように、地域性の強いものでもあり、社会文化、食文化の観点で精査すればそれこそ一学問形態が構成できそうな感じもするのだけど、過去の調査の限りではこんな感じの統計が出たとの話。公的データでこの類のものがあると良いのだけどね。大体西日本は汁かけごはん、東日本はねこまんま、か......。ただ、東北南部から関東北部にかけて、「いろいろ」の地域が固まっているのは興味深い。
@Fuwarin 地域によっては「ねこまんま」はかつお節ご飯のことなので、ネーミングが被らないようになのかもしれません。
— プレーンビスケット@タウイタウイ泊地 (@plain_bis) 2016, 2月 14
地元ではどうだったか覚えてないが、飯に鰹節と醤油ぶっかけたものを「ねこまんま」と認識していたなぁ。飯に味噌汁掛けたのは犬が喰うもんだと思ってた。 https://t.co/OGOyL06FPL
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2016, 2月 14
@Fuwarin 味噌汁を掛けたご飯をねこまんまと言いますが、一方でかつお節に醤油を垂らした物をご飯にまぶした物もねこまんまと言いますよね。うちの田舎だけかな?
— 日下部 (@kusakabe0530) 2016, 2月 14
@Fuwarin うちですと滋賀県ですが「汁かけごはん」ですね。ねこまんまはかつおぶしごはんを指す場合が多い気がします。
— よーいち (@youichirou) 2016, 2月 14
@Fuwarin うちだけかも知れないですがなぜか、おじやとよんでいました。(栃木)
— 昼行灯 (@hiruanndon555) 2016, 2月 14
今一番アツい「汁かけ飯」といえばこれ(違 / 特集 さなイチ 真田丸こぼれ話 ~北条氏政の汁かけ飯~ https://t.co/vrgAzhCJpM
— 三河人@いくじなし (@mikawa_1964) 2016, 2月 14
三河出身の母は「わんこごはん」と言ってた。「ねこまんま」は鰹節をかけたごはんだから。https://t.co/wq9LzO5bbR
— 睡 (@kuta2koo) 2016, 2月 14
汁かけごはん。ねこまんまは、鰹節かけて醤油垂らしたごはん。 https://t.co/3kqXg9dGXj
— 鈴木 学 (@yougakuszk) 2016, 2月 14
「ねこまんま」というと「おかかごはん」という地域もありますからねぇ。そもそもごはんにみそ汁をぶっかける文化そのものがない地域がありますから。 https://t.co/ITDoTicQBs
— ☆北斗星☆ (@hokutoseip) 2016, 2月 14
さらに「ねこまんま」がかつお節ごはんを指す場合もあり、名前が被らないようにした結果との話もある。あれ、でも汁かけごはんにかつお節を足すって事例も何度か見た事があるぞ。どうやら単純に「ねこまんま」「汁かけごはん」いずれかって話では無く、隣接する食の方法との関係も合わせ、色々と名前を変えている、変わっている可能性が高くなってきた。この点、おでんやおにぎりとは少々性質の異なる問題かもしれない。
やっぱり日本人だって好んで冷たい飯は喰いたくないので、日に一回炊いた一日分の飯が冷めた後にどうやって温め直すかってところで汁掛け飯みたいなものがあったわけだから、それ以外の方法で温かい飯が喰えるなら汁掛ける必要がなくなったってことなんだろうなぁ。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2016, 2月 14
ガスや電気で飯が炊けるようになると、都度飯を炊くと謂うことも出来るようになるし、飯が炊けてしばらくは保温出来れば炊きたてでなくても温かいし、そこに電子レンジが出てくれば、温かい飯を食う選択肢が広がって汁掛け飯が廃れたのかなぁ、と。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2016, 2月 14
汁かけごはんに関する考察も合わせて。これは歴史的裏付けは無いのだけど、非常に良くわかる、納得のいく説明ではある。汁はすぐに温められるけど、ご飯はそうもいかない。それができるようになると、自然に汁かけごはんの必要性も低下していく。単に「美味しいから」に加えて「温かいご飯を食べられるから」の要素も兼ね備えていたねこまんま・汁かけごはんの存在意義の一つが無くなってしまったので、廃れていった、と。
まあこの辺りは食文化の専門文献をあされば、もしかしたらズバリとそのまま書かれているかもしれないけれど(笑)。先日のパンの歴史の本のように、庶民の食事文化に関しても関連文献はありそうだな。
ちなみに。メンチカツのことをミンチカツと呼ぶ地域があることを初めて知りした。 pic.twitter.com/LAb7skcqBJ
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 2月 14
「あなたが好きなあんこは」戦争が起きそうな結果が出ています(°ω°) pic.twitter.com/BeKEWpTVfY
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 2月 14
ちなみに。「食べ物日本地図」は最近では更新をしていないようだけど、他にも多種多様な食に係わるデータがある。当方は「ミンチカツ」ってのは初めて聞いたし、つぶあん・こしあんでここまでつぶあんが優勢だとは思わなかった。おおよそつぶあんが3にこしあんが1。戦力差は3対1、みたいな。餡子に関しては和菓子の伝来や普及ともつながりがあるのかもしれないな。
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