自分ちをリノベする時に二周り上の友人の内装会社の社長さんにお願いした。「任せとけ腕のいい職人連中でやるから」と言ってくれ、実際の作業に立会うと思ったより若く30代の礼儀正しい職人さん達。社長に「思ったより皆若いですね」と言うと「彼らは最新のデジタル工具を使える最高の職人だよ」と。
— ユウタロス Ver.1.3.4 (@bishop_ring) 2016, 2月 18
土木、建築の現場での職人像は既に変化してきている。
— ユウタロス Ver.1.3.4 (@bishop_ring) 2016, 2月 18
コマツのドローンを使った地形を読み込んだ自動操縦建機からマキタのレーザー墨出し機まで既にSFの世界がかつての職人芸を置き換えている。
この類の話は個人の特定を防ぐために意識的・無意識にフェイクがかましてあるので、すべてがすべて事実というわけではないし、さらにいえば個別ケースのために業界全体がそうであるともいいきれないのだけど、アカウントをたどる限りではネタ話を披露して世間を騒がせる類のものでもなく、関連業界の人とのことで、ある程度は内容について担保があるなということで。
職人というと機械のレベルを超えた神業的な技術を持つ人をイメージしてしまうけど、昨今ではそうとも限らないのだなあ、というお話。「SFの世界」との表現をしているのがマッチする通り、現代技術を巧みに使いこなし、職人の冠にふさわしい仕事をこなしてくれる。
機械の領域を超えたS級の腕前には届いていないかもしれないけれど、A+級の腕前を持つ人がずらりとそろっている感じ。礼儀が正しいってのもポイントが高い。他人に対する姿勢・礼儀をこなせないのなら、自らを律する事も、道具をしっかりと扱うのも難しいから(無論例外はあるけれど)。
使える道具は積極的に使いこなし、楽ができる部分はどんどん任せて楽をして投入リソースを減らし、他の部分の改善に注力できるようにする。それが可能なのが新型の道具。
前述の工務店社長に今の良い職人とはどんな職人か聞くと、
— ユウタロス Ver.1.3.4 (@bishop_ring) 2016, 2月 18
1.最新の工具を理解し使いこなせる
2.設計者やデザイナーのイメージを最小限のコミュニュケーションで正確に再現できる。
3.スケジュールに正確で、現場でタバコを吸わず、オーナーや近隣の人に笑顔で挨拶出来る。
との事だった。
@bishop_ring 一般的に今の20代?40代くらいって工期が圧倒的に短縮された中で育てられた職人ですから時間には敏感なので、デジタルはもちろん色々なものを使いこなして工期に間に合うようにしているのです。受注先との最小限のコミュで意向を理解する力も重要な要素ですね。
— masterM (@master_mi1028) 2016, 2月 18
ちなみにコマツのICT建機の先駆けとなったGPSによる建機管理システムKOMTRAXや今展開が始まった「スマートコンストラクション」というドローン測量による施工コントロールについて一貫してキーマンだったコマツの四家氏による記事はこちらhttps://t.co/TB9LN2O9Li
— ユウタロス Ver.1.3.4 (@bishop_ring) 2016, 2月 19
コミュニケーションですらリソースを節約......というか効率よく使いこなすためのツールであると考えれば、礼儀が正しいってのも当然の話ではあるし、十分に理解納得のいく話。技術の進歩と共に、新しい職人のかたちを知った感はある。
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