↑ 都道府県庁所在市別・総世帯における年間肉類消費額トップ20(牛豚鶏とその他の肉類別)(円、2015年、家計調査年報・家計支出編)
↑ 都道府県庁所在市別・総世帯における年間肉類消費額トップ10+全国+札幌市(牛豚鶏とその他の肉類別)(円、2015年、家計調査年報・家計支出編)
先に【日本の牛豚鶏肉の消費傾向をグラフ化してみる】で挙げた、購入金額から見た、各地域の消費お肉量の種類別傾向の話。本文中でも言及しているけれど、家計調査における精肉の仕切り分けは、牛肉・豚肉・鶏肉以外は、合いびき肉と他の生鮮肉だけで、羊肉とか馬肉の類は確認ができないのだよね。
で、当然ながら昨年同様「北海道はむしろ羊肉の方が良く食べられているはず」という意見が来るだろうから、先んじてチェックをした結果が上のグラフ。「肉類(主要銘柄以外)」に羊肉も含まれるので、この項目がふくらんでいれば、恐らくは羊肉だろうなあ、というのは推測できる。
で、結果としては昨年と同様、確かに「主要銘柄以外」全部合わせたものではあるけれど、札幌では牛豚鶏単独よりも高い金額が計上されている。比率で全肉の36.7%。肉の総額上位陣地域の「主要銘柄以外」と比較しても多分に多い額となっている。恐らくは羊肉が底上げしているんだろう。残念ながら家計調査ではそれ以上のことは分からない。
また、元祖豚丼の地としても知られていることから、豚肉の消費金額も大きい。全国ランキングでは28位だけど、肉の総額の比率ではそれら上位陣地域よりも大きな値となっている。北海道の肉の消費の上での特性が、数字の上から確認出来た形となる。
ちなみに金額では無く重量の視点で見ると、北海道の豚肉消費量は第6位となる。つまりそれだけお値打ちで購入できるってわけだ。
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