コンビニに3Dプリンタを置けばよい、との話。一瞬、「あ、いいな」と思いましたが、その直後に「間違いなく店員さんがオーバーフローエラーを起こして倒れる」のが確実と判断したので、キンコーズなどの事務機器サービス系におけば、というところで留めた方が良いと思いました。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年3月22日
日々技術進歩が進み、複雑な構造のアイテムも作れるようになり、価格もバリバリと下がっている3Dプリンタ。あと数年もすれば今の家庭用複合型プリンターぐらいにまでお手軽になるのかなあという期待も持ちながら、一方で高頻度で何かを作るお仕事系の人ならともかく、個人ベースではレンタルなり利用する機会のある時だけ使える場所があればいいのでは、ということで、コンビニに用意してもらえばいいのかな、という話が先日ちらりと目に留まる。
当方も最初は「いいね」と思ったのだけど、その直後に「実際には無理だろうな、むしろ止めた方がいいだろうな」という結論に。今の情報端末ですら店員サイドが頭を抱える事態が増えているし、操作に難儀する人が台を占拠してかえって利用機会が減って不便になるし、まさにベストエフォート的な状態になりそうな未来しかイメージできない。
と、なるとキンコーズのような事務機器の利用サービス的な場所での提供の方がいいのかな。あるいは文房具屋さんとか。図書館でもいいかもしれない。
どの方式を使うかにもよるとは思いますが、成形時間を考えるとプリントサービスの仲介端末を置く方がコンビニ向きかとも思いますね。3Dデータを持ち込んだり、登録してあるデータ番号を入力すると、射出してくれる会社を予算や納期で選べるような。https://t.co/wUlaxEypiC
— TETSUYA2754 (@TETSUYA2754) 2016年3月22日
@TETSUYA2754 支払いや受け取りを店頭で済ませられれば、いろんな意味で助かる人は確実に存在すると思うんだ。
— TETSUYA2754 (@TETSUYA2754) 2016年3月22日
オーダーをコンビニ端末なりパソコン経由で行い、仲介サービスでやりとりする。これもアリ。年賀状はそれに近いし、フィルムカメラの現像注文機器でも似たような仕組みもある。3Dプリンタの物品に関するやりとりでも、すでにDMMが近いサービスをしていたはず。
ただ、いくつか問題が。ビジネスユースならまだしも、パーソナルユースの場合、「完成品を手元に安全に届けるための配送に手間と手数料が大いにかかるし、破損リスクがある」「個人は恐らくデータを入力してすぐに実品が欲しいと考えている」って点が大きなハードルとなる。イメージとしてはデータを入れたSDカード成りをぶち込んだり、パソコン経由でオーダーした時の番号を入力すると、端末上に完成予想図が出てきて、OKを押すと立体となった商品が出てくるような感じ。生成までに時間がかかるのが難点だけどね。
まぁこの辺りは同人誌の作成と似たような形になるのかなあ、という気はする。色々と試行錯誤を重ね、他分野のアイディアを取り入れ、より面白い方向に進んでくれると嬉しいな。ローソンでの生成器ならデフォルトでポンタのフィギュアが入力されていて、それを選ぶとポンタのフィギュアをゲットできるようになるとか、さ。
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