上手い人の同じ作品を繰り返し見続けたり、その人の色々な作品を見たり、類似評価を受けている人の作品を見ているうちに、はっと気が付いたり閃きが生じる事が。修行時の「技術は盗み取れ」との言葉は、これを指すのかなあと実感。名作への反復学習の意味も理解できた気がします。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年3月3日
以前ここでも紹介した、ライブドアブログにおける特定記事のみnoindexの符牒をつける方法でもそのパターンだったのだけれど。先日色々な人の画像作品を紹介するページを眺めていて、「この人、こういう情景の作り方、見せ方が上手いなあ」と感じていた時に、ふとそれらの画像の共通点に気が付いて、試してみたら「自分でもそれなりに活用できるかも」ということが分かり。世間一般に良く言われている、丁稚奉公などでの学習手法として語られる場合が多い「技術は盗み取れ」とはこのことを指すのかなあ、と思った次第。本当に盗取するのではなく、長けた技術を持つ人から学ぶということ。
この学びのためには、そのヒントに気が付く必要があるわけだけど、元々センスがある人でも気が付く可能性は非常に低い。それこそサイコロを数個まとめてふり、すべてが1になる可能性といった感じ。だからこそ、何度も何度も繰り返してサイコロを振るために、名人の下で働く必要があるわけだし、名作に繰り返し触れる必要が出てくる。反復学習の意味の一つが、ここにあるのかなあ、と。
@Fuwarin 何度も同じ描き手の絵を見ていると、新しく見た絵がだれが描いたのかすぐわかるようになるのもそういう感じですね
— 白瀬伸一(トゥミコロ・サッポロ) (@ChromeBranche) 2016年3月3日
@Fuwarin 山下将仁さんと金田伊功さんの原画は見分けられるようになりました。あと鈴木俊二さんのも...(;^_^A
— 白瀬伸一(トゥミコロ・サッポロ) (@ChromeBranche) 2016年3月3日
学習とか技術とか大層なものでなくとも、例えばこんな話もよくある。プロの作家はもちろんだけど、趣味で描いている人なども、あるいは漫画に限らず小説などでも、その人の作品が好きで繰り返し読んだり、その人の別の作品にも色々とチェックを入れていると、すぐに分かったりする。アニメで同じ作品中における原画や脚本の違いが云々ってのもよくある話だよね。
まぁ、仮にその技術に気が付いて手に取ることが出来たとしても、それを活かせるか否かはまた別の問題なのだけどね(汗)。
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