一人暮らし初心者に絶対やめて欲しい事:「塩味の付いた麺でお腹いっぱいにし続ける」「塩とお米でお腹いっぱいにする」
— KGN (@KGN_works) 2016年3月6日
ほんのしばらくならとにかく、こればっかり続けると脚気になりますので。
(今でも脚気は時々いますし、時には命にかかわる病気ですので)
「ちょっとのお漬物と白いご飯で幸せ」という高齢者、
— KGN (@KGN_works) 2016年3月6日
「お金無いし、塩味ついてるパスタでいいや」という若者、
両方で発生してますからね~>脚気
ちなみに上は私の診た狭い範囲での話。
それでもこういう人が普通にいますから、くれぐれも偏食はしないように気を付けて。
一人暮らしになると食事は原則自分で調達。外食や中食でもいいんだけど、面倒くさいしちょっとコストがかかるし、お腹がいっぱいになればいいんだからご飯とふりかけでいいやとか、インスタントラーメンで十分じゃん的なものぐさモードになる可能性も否定できない。一度これをやってしまうと、ついくせになることもある。
ただこの話って、指摘の通り非常にリスキー。食事にかかる時間とお金を節約できても、それで体を壊してその療養に時間とお金を使ってしまうのでは何の意味も無い......どころかかえってマイナス。
低コストの食事を考えるとどうしても炭水化物系のものが多くなる。その分、安上がりでお腹がふくらむからね。そしてその類の食事は概して栄養バランス的に問題だったりする。中には超偏食で体に異変を来さない人もいるけれど、それは特異例。高齢者が多様な惣菜をタッパーに収めて冷蔵庫に保存し、色々な食材を少しずつ食べるってのは、栄養バランスの上での知恵なのかなあ、と改めて思ったりもする。
ちなみに脚気には都内の病院に勤務して初めて出くわしたので、「これが江戸わずらいか...」と思ったものです(江戸時代に白米を食べてた町人層に見られたことから『江戸わずらい』の異称があったそうで...)
— KGN (@KGN_works) 2016年3月6日
余裕がある方でもなる、というのが不思議な気はしますが、やはりおられるものですね... RT @deep_wreck 「ボケました」で連れてこられる方の中に含まれるB12や葉酸欠乏、稀ではありません。暮し向きに余裕のある老夫婦二人暮らしに案外多い印象です。
— KGN (@KGN_works) 2016年3月6日
白米ばかりを食べて脚気に成りやすい人が多く、当時は江戸わずらいと言われていたって話も、「仁」などでも描写されていたし、結構有名な話。
大学に入りアパート生活を始める学生、あるいは定年退職後に色々な事情で一人暮らしを始める高齢者、いずれにしても一人暮らし、自前の食事を作る経験などこれまで無かった人による食事作りとなると、どうしても雑にならざるを得ない。けど昔と違い今ではネットでボンガボンガと気軽に情報を取得できる。食事で悩むこと自体を楽しみにできれば、人生かなり得をした気分になれるよ、マジで。
追記。
あ、さすがに最近は知らない人も多いのか。
— KGN (@KGN_works) 2016年3月6日
脚気(かっけ)
ビタミンB1欠乏で出てくる病気の一つ。心不全起こしたり神経障害を起こしたりする(心不全が原因で死ぬ事もある)。
ビタミンC欠乏症は壊血病が有名ですね。
かっけを知らない人もいるということで。結構リスキーなお話。
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