あら、ウェブ魚拓さん、機能停止しちゃったのね。
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年3月3日
インターネットでも個人の権利として認められてきました「忘れられる権利」等に対応が現状、困難であることがその理由となります。/ウェブ魚拓の「過去の魚拓」機能の停止につきまして https://t.co/3levzzMW8w
ウェブ魚拓の「過去の魚拓」機能の停止につきまして https://t.co/rNxiL71RSI 「インターネットでも個人の権利として認められてきました「忘れられる権利」等に対応が現状、困難であることがその理由となります。」 pic.twitter.com/BcD73DDEtf
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年3月3日
停止している「過去の魚拓」の機能につきまして https://t.co/P6zRlmBuf8 「「過去の魚拓」は「取得魚拓一覧をカレンダーから日別に表示出来るページの機能名」であり、「取得済みの魚拓」に関わるものではございません」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年3月3日
当方は以前の仕様変更で随分と使いにくくなったことから、最近ではウェブアーカイブの方を用いることが多くなったのだけど。先日ウェブ魚拓の機能が一部停止したことで、ちょっとした騒ぎとなった。表記の解釈をし間違え、過去のデータが全部消えてしまうとの誤解釈が広まったんだね。結局、一覧の表示の一部が無くなるだけとのことで。
で、色々と説明が書かれているんだけど、機能一部停止の理由として、昨今欧米で色々と問題が出ている、「忘れられる権利」関連がメインとある。要は当事者がウェブ上などで掲載され得る情報に絡み、その情報がずっとウェブ上に残るのはやだなあ、だから消してほしいなあとする権利。これまでの話はもちろんだけど、現在、そして今後においても、自分の情報についてそれを主張する権利はあるよね、ということ。まぁ、歴史的なものとか、公的なものなら話はまた別になるのだろうけど。
犯罪で被害を受けた関係者は、「忘れられる権利」と大きく書いた紙を報道関係者に見せれば良いと思うのです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年3月3日
で、これに関して思ったのが、以前から何度か取り上げている、犯罪・事件が生じた時に、加害側の周辺、及び被害側に対する、過剰な取材攻勢、情報露出への対応策としての「忘れられる権利」。今や従来型媒体の情報がウェブ上に載るのは規定事項で、その媒体運営側自身が積極的に載せているほど。ならばデジタルであろうとなかろうと、実質的にウェブ上に掲載される可能性が生じるわけで、「忘れられる権利」の対象となりうる。
そこで、その類の関係者は報道に取材攻勢を受けた場合、「忘れられる権利」を掲げて見せれば良いのではないかな、という話。それを主張してもなお取材を続け、情報を公知した場合、どのような状況になるのかなあ、と。色々と興味深いところはある。単に取材拒否よりも、より強い阻止力を持つかもしれない。
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