情報の隠し方が物凄く下手なんだよね...
— KGN (@KGN_works) 2016年3月8日
1.隠す場合は「知っている、という事さえ隠し通せ」
2.隠す場合は「隠されてる、という事を嗅ぎ取らせるな」
3.無駄な物まで隠そうとするな
4.真の情報につながるものは隠せ
3と4は相反するように見えるけど、このへんから情報漏れる。
あけっぴろげに見えて「実は隠してあるものがある、と言う事すら気取らせない」人と、「いかにも色々隠してます」という人と、ちょっと酒でも飲ませればすぐ自慢し始める人。
— KGN (@KGN_works) 2016年3月8日
3番目はもちろん容易い。
2番目の人、これも案外チョロい。
1番目が一番手ごわいよ。
子供が内緒話をつい暴露してしまうのは、隠しておきたいとの感情と共に話したいとの思いも同居し、そのせめぎ合いがつい自分の内から漏れてしまうから。おとぎ話の「王様の耳はロバの耳」が良い例ではあるけれど、人は隠しておきたい情報を、同時に他人に話したいというやっかいな性質も持ち合わせている。まあ、アレだ。その境界線をざっくりと埋めて、双方をカオスな状態にしやすくしてしまったのが昨今のソーシャルメディアであり、その結果が情報漏えいのどたばたとか、炎上騒ぎだと説明すれば、理解もたやすい。
対象となる情報の重要性や特性、出す必要がある部分が存在するのか否かなど、ケースバイケースではあるのだけど、隠さねばならない情報が存在する時に、どのように隠すべきか、その指南的な話がこの4か条、そして漏れやすいか否かの3つのケース。
4か条のうち3つ目と4つ目は分かりにくいかもしれないけれど、公知されている情報から見ても、何かがあるという状況の中で、すべてを隠そうとするとどうしてもざるになってしまうし、勘ぐられて家探しされてしまう可能性がある。ならば露呈されても問題の無いものまで隠すリソースは投入せずに、別の重要性が高いものへとつぎ込めばよい。
5.勘ぐられるリスクを避けられない時には、決して隠したい事実となる結論に至らない、ダミーの情報をさりげなく隠せ。ダミーなのでいくら探っても実態には届かない。https://t.co/3JpFqOUh1W
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年3月8日
ダミーを使う方法、というのは案外上級者向きかも。まあ最初は「しらんぷり」の徹底からが無難かな...https://t.co/OIwK9SJuFh
— KGN (@KGN_works) 2016年3月8日
この「5」は3と4を足したような話で、佐藤大輔氏の「遥かなる星」の第二巻でも用いられていた手法。手間はかかるしリソースは食うので、重要な事案にのみ使うのが吉。
自撮りも含め、情報の第三者への提供が容易になった昨今では、むしろ情報の正しい、そして賢い使い方について、早期から学習する場を設ける必要があるのではないかな、と思うのは当方だけではあるまい。
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