保育所建設の事情、具体的な話を一例から

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先日言及した通り、一つの例ですべての界隈を代表させるのは大きなリスクがあるので、今件はあくまでもこのような話もあるよ、というもので。ただ当方が直に行動領域内で見ている動きや、類似事案でも細部で状況は異なるものの、似たような話は多分に聞いていたし、だからこそ昨今の一連の流れには色々と憤りを覚えているものもあるということで。

都市圏の方が便利なので人が集まる。人が集まれば当然保育所・保育園の需要も増える。なので新設需要も高まってくる。ところが学校施設は一定の音量が派生するし、保育園の類はその音が高いものとなる(子供の声は概して甲高いし、自制が効かないお年頃でもある)。当然、音に対する反発もある。


これは意外に思う人もいるかもしれないけど、以前【「子供の声がうるさい」住宅地の保育所への反発の声、どう思う?】でも伝えている通り(上のグラフ)、公的ベースの統計データでも似たような結果が出ており、今件の話の信ぴょう性の高さの裏付けにもなる。


場所そのものはいくらでもある。ただ、需要にマッチした場所となると上記の通り限られたところとなる。そしてこの類の話は国が強権発動の類であれこれすると、余計にややこしいものとなる。元々最初から国が出張るような話じゃない。

問題の本質を、実情をお座なりにして、放り投げて、「核心的利益」のために行動する界隈に利用される状況に「目立てば良いから」「問題提起ができればよいから」と同意する専門家に、どこまでの存在価値があるのか。一連の流れでは失望と共に、そのような想いも抱く結果となったのは残念でならない。

それはまるで、オオカミ退治のために農夫たちが武装して色々と打ち合わせをしていたら、反体制勢力の煽動者が紛れ込み、いつの間にかその武器をそのまま地主に向けるべく行進していたような、そんな感じですらある。

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このページは、不破雷蔵が2016年3月11日 07:20に書いた記事です。

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