もっとシンプルで分かりやすい家電って必要だよね、という話

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夏場のエアコン周りでも何度か触れているけれど、色々と機能を山盛りつけてなんだかゴージャス感を演出して付加価値云々として、パンフレットや営業の語り材料を増やすってのもプロモーション手段の一つではあるのだけど、同時に利用者側の需要も鑑みて、シンプルかつ確実なタイプのも必要なのだろうし、それを発想して体現化する戦略こそが今の家電には求められているのかもなあ、という話。「簡単ですから」と口にする人の簡単は、それを聞いている人の簡単とはレベルが違う。

ちなみにACKとはacknowledgementの略で肯定応答。ちゃんと命令を受けましたよ、的な意思表示のようなもの。リモコンで温度調整をすると、ピッという音がするけど、まさにその音。これを例えば「温度設定を一度上げて25度にしました」とか「25度に設定」といった形で音声にて返信してくれるとか、さらに大きなパネル表示で「25度」と表示し続けるとか。


機能をシンプルにすると売りにくい、高値をつけられないという企業側の事情があるかもしれない。高齢者向け云々とすると逆に高齢者が反発するかもしれない(シルバーシートに席を譲ろうとすると逆切れする、あのパターン)。その辺りにこそ、アイディアを、広報力を投入するべきじゃないのかな、と思ったりもする。

色々機能をつけてもいいんだけどさ。基本的な部分のみの利用でも十分可能で、その部分を操作的にもっとハードルを下げてもいいと思うんだよね。この辺りも夏のエアコン周りで言及したと思うのだけど。電子レンジだって、色々機能を実装しているけど、その機能をフルに活用するってほとんど無いよね。大よそ、解凍と加熱ぐらい。あとはそれらの時間の調整。色々機能があっても、一度も使っていないってのも多い。冷蔵庫だって同じ。そんな感じでいいと思うのだけどな。

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このページは、不破雷蔵が2016年3月14日 07:15に書いた記事です。

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