あの震災の後、物流の止まった被災地に、ボランティアの青年がその翌週発売されたジャンプを持ち込んだところ、街中の子供が集まり列をなし、みんなで貪るように読んだという。ぼろぼろになったそのジャンプは「伝説のジャンプ」と呼ばれ、今も集英社で保管されているそうな。
— SOW@「戦うパン屋」四巻4/1発売! (@sow_LIBRA11) 2016年3月11日
その話を聞いた、とある漫画編集者は、すごく後悔したらしい。あの後、電力不足や物流の異常、人での確保、そもそも紙がないという状況から、多くの漫画誌は休刊した。ジャンプも一週休む事態となった。「それでも出すべきでした」と悔しげに語っていた。
— SOW@「戦うパン屋」四巻4/1発売! (@sow_LIBRA11) 2016年3月11日
人は概して日常を求める。それが一番の確実な、安寧を保ち生き続ける方法だと無意識に認識しているから。だからこそ非日常的な環境に置かれた時にはより一層、日常を意識できるものを強く求めるようになる。そんな事を思い起こさせる話......ではあるのだけど。
アカウントそのものの信ぴょう性は高いので、その点では心配は要らないのだけど、この類の話はどうしても一歩引いてしまう。実物の写真があればなおよしではあるし、むしろ集英社は積極的にそれを開示しておいた方が良い気もするのだけど。
"伝説のジャンプ"の舞台 仙台・五橋 塩川書店 https://t.co/qOo0sZMPcd 「物流が止まる中、客が善意で置いていった1冊を生かし子どもたちを元気づけようと「ジャンプ読めます」の貼り紙と共に店頭へ。次々訪れる子供たちは漫画を読むと笑顔になったそうです」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年3月12日
「子どもたちがページをめくったその少年ジャンプは今、出版元の集英社で大切に保管されています」 確認(°ω°)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年3月12日
伝承されている話はちょっと細部で食い違いが生じている。うーん、やっぱりこの類の話は早いうちに何らかの形で公的な形で文面化して、どこかに記述しておくべきなんだろうな。恥ずかしがらずに。例の物資輸送の機関車の話(【震災後の燃料不足を救え、ディーゼル機関車の石油輸送作戦が絵本になっていた】)のように、絵本化してもいいような気もする。
コメントする