地元の駅前で「戦争法許さない!」「倒せ!安倍政権」と書かれた旗を掲げて署名活動してる人達がいたから戦争法って何?そんな法律があんの?って聞いてみたら「安倍が悪い!」「署名よこせ!」って同じこと繰り返すのであいつらはみんなドラクエの村人だと思うことにした
— ゆず? (@yuz_net) 2016年3月15日
当方もズバリこれ系のものとか、宗教勧誘系のものに遭遇して、似たような感想を抱いていたのだけど、具体的に何に似ているかまでは分からず、なんだかもやもやした部分があった。でも今件指摘で「ああ、なるほどそれか」と思いっきり膝をぺしぺしぺしぺしと叩いた次第。
今の多人数同時参加型ネットゲームや3Dバリバリのゲームではリアリティを増すためにもう少し複雑な会話を投げかけて来るだろうけど、昔のロールプレイングゲームでは多分に情景用的なアイテムとして街中に配されてる「住民」は、周囲を徘徊するけれどまともな会話はできず、同じセリフを繰り返すばかり。漫画「レベルE」にもその辺りの話が皮肉交じりに描かれているので、手持ちにある人は読んでみると良いかも。
結局のところ、ドラクエの村人同様に、目的意識が極めてシンプルで、条件判断的な思考ロジックすら用意されていないため、こんな感想を抱かれてしまうのだろうなあ。「駅前の署名活動をしている運動家はドラクエの村人」。この発想は素晴らしい。
「ここは ねりまのまちです」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年3月15日
「ここでは だいこんが よくとれます」
「くちょうの まえかわは くやくしょにいます」
「ドラクエの村人」ってのは本来はこんなことを語るだけの存在。同じようなパターンで上記のような語りをされたら、単に「人間らしくない」だけじゃなく「コワイ」「キモイ」的な発想に結びついてしまうことが理解できないのは、ある意味可愛そうではある。
同時に、「ドラクエの村人」的な会話ロジックってのは極めてシンプルで組みやすい。あの類の方々がそのパターンを成しているのも、上に居る人が指示しやすいってのもあるんだろうな。案外紙一枚のチャートを配り、この通りに反応しろ的なことをやっているのかもしれない。
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