謙虚さ、ていねいさ、腰の低さほど、簡単で有用な処世術に違いない、という話

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意思表示ハードルが低いソーシャルメディアでは顕著な話だけど、ネットに限った話では無く現実における他人とのやり取りの中でも、謙虚さや腰の低さ、ていねいさを維持し続け、他人と接して行動に示すことは、手法としてはさほど難しい技術を要するものでは無い。

尊敬語とか謙譲語、丁寧語の違いとかは相応に学ぶ必要があるし、厳密な礼儀作法やマナーまでとなると話は別だけど、誠意を持った謙虚さってのはそれほど難しい技術は要さない。我慢ができるか、つい忘れて乱暴なやりとりをしてしまわないようにするか、注意すべきなのはそれ位。そして早寝早起きと同じように、一度慣れてしまうとさらにハードルは下がり、イージーなものとなる。


謙虚な姿勢を見せていると、それを逆手にとって横柄な態度を取る人はいるし、舐めてくる人はいる。これも間違いない。ただ、それがすべてではないし、経験則の限りでは少数派に属するし、舐めるような人は周囲から逆に蔑まれる。よくある話としては、飲食店などの店員さんにどのような対応をするかによって、その人の本質を見極めようね、というもの。立場上は下と認識されやすい人に対し、どのような態度を示すかで、その人の普段の行動様式が見えてくるというもの。

結局のところ、謙虚な姿勢、ていねいな対応もまた、処世術というかスキルの一つなのだよなあ、という気はする。そして取得して損のするものではない。無論中には、年中そのような対応ばかりをしていると、本質をさらけ出す機会が無くてストレスをためてしまう人もいるかもしれないけれど、それは人に迷惑をかけないようなに、そのようなことができる場を別途設ければ良いまでの話。あるいは別ベクトルで発散するとかね。

まぁ、「謙虚さ、ていねいさ、腰の低さ」そのものはさほど難しい話では無い......と思う。意識的に取り組んでみて、悪いものでは無いと思うよ。

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このページは、不破雷蔵が2016年3月21日 07:23に書いた記事です。

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