旧来のジャーナリストで高名な人達による妄言会見と、それをメディアの危機に意見するジャーナリスト的な記事に仕立てる新聞と

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今件は高一総務大臣の「電波停止」に係わる報道のヒドさの時点で一度解説はしたけれど、その後の「ジャーナリスト」な方々の「私たちは怒っています!」からの流れはあえて止めていた。その後、怒っていない、むしろ怒るのが変なんじゃね? 的な人達による公開討論会のアプローチに「ジャーナリスト」な人達が出席を拒否したり、それについて別なジャーナリストな方が援護をしようとしたらそちらにも飛び火するなど、色々とごちゃごちゃしたところがあったのだけど。

恐らくは自分達の正当性を改めて強化するために行ったであろう(外国特派員協会を使う辺りでその意図は見えている)記者会見が盛大な自爆大花火大会となってしまう。その実情はトゥギャッターのまとめや記者会見の動画を観ればお分かりの通り。圧力など無く、むしろ自分達の思い込みだった的なものをはじめ、自分達の堕落でしかない云々ってのを暴露し、挙句に社会が悪い現状が悪いと四方八方に八つ当たり。まぁ、以前の【想いの通りにならないと地べたにへばりついて駄々をこねる子供のような...「批判自粛が広がっている」とジャーナリストや知識人が会見】と構造は同じ。

そしてさらに問題なのは、その会見を報じたはずの新聞記事が、読む限りにおいて内容としてはまったく逆のものに仕上がってしまっている件。切り貼りやら解釈の変更やらを駆使すると、このような「報道」ができるのだよなあ、と逆に感心してしまう。

日常茶飯事的にこのような「編集」をするから、新聞そのもののシステムではなく、現在の新聞業界の、新聞に携わる人たちの信頼性が損なわれてしまう。

このような編集をする理由、原因はいくつか考えられる。 大きなものをあげると「①国語能力に欠けている」②都合の悪い事は伝えたくない、都合の良い事を伝えたい」。多分にこのいずれかとなる。①は問題外で(仕事になっていないものを商品として提供している)、②は論評(オピニオン)としてならアリだけど、報道(プレス)ならばナシ、むしろ罪悪。何しろ論評の内容を報道として伝えているのだから。羊頭狗肉どころの話じゃない。


この指摘もその通りで、個人紙やウェブ上の転用契約に基づいた記事ならともかく、一定のシステムに乗った記事である事を考えると、システムの上で問題が生じていることになる。例の異物混入事案で特定の商品個体だけでなく、生産システムすべての再点検が行われるのと同じ。一度や二度なら②③④はチェックを潜り抜けてしまう可能性もあるけれど、繰り返し成されるとなると......ねえ。

「低所得者の生活必需品」であり、「多くの人が日々の生活の中で必要な情報を得るために毎日読むもの」として、軽減税率の対象となった新聞がこれでは、ねえ......。

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このページは、不破雷蔵が2016年3月26日 07:50に書いた記事です。

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