「あなたが飲むのがいやでトイレに流したジオトリフ(40mg)は、1粒1万1千円です。一か月分捨てたんですから33万円。それだけの健康保険料を払うために、若い人がどれだけ汗水たらして働いていると思いますか」と老人に説教したが全然響いてないんだろうな。治療する気がないなら病院来るな
— 羆 (@mhlworz) 2016年3月25日
@tirokoko @mhlworz 本人が飲まないで捨てるのに、薬が好きで処方を希望するから、処方しないと爺婆口コミネットワークであの病院は駄目だと広まる。同じ月に他院を同じ病で受診して、国保連請求=7割取りっぱぐれる病院が増え、病院間のブラックリスト入りする患者も居る。
— @愚痴吐き鯛 (@pain_from) 2016年3月25日
高齢者のお薬溜め込み事案は以前も一度言及したことがあるけれど、国全体で大きな負担、社会問題となっているのは否定できない。まぁ、薬以外に医療そのものの過度な状態が若年層の負担として限界に来ているのは、すでに【社会保障費と消費税率と「公正な税負担」と】や本家サイトでの社会保険料の高騰関連の記事でも挙げているけれど。
特に高齢者がお薬を好むのは非常によく理解できる。複数の理由が挙げられる。まずはマジックアイテム的な存在として認識していること。何しろ自然治癒は不可能な自分の体を補正改善してくれるのだから、魔法同様のアイテムには違いない。それがたくさんあれば、それだけで満足してしまう。RPGで高品質のポーションやエリクサーを貯めこんでしまう、あの感覚と同じ。さらにその「魔法アイテム」は自分で溜め込むたけでなく、他人に与えることもできる(本当は違法。でも成されていないとの否定は出来ない)。なんだか魔法使いになったような気分にすらなれる。自分に付加価値が与えられたような雰囲気。
さらに処方されただけで満足してしまい、捨てる事案が多いってのも、過去のテスト問題のコピーや問題集を手に入れただけで満足してしまう、勉強してしまうあの感覚を思い起こせば理解はできるはず。お医者に心配されて薬を処方され、その記録が残るとそれだけで安心してしまうし嬉しくなる。でも薬を実際飲むのは辛いから捨ててしまう。薬をもらう過程ともらったという実経験が欲しいだけで、薬そのものは欲しくない的な。
ぶっちゃけると、このような人達にはいくらでも薬を処方してもいいし、個人の判断でそれを捨てても仕方がないかな、そんな選択肢もありだとは思う。もらった薬を第三者に使う場合はともかくとして。
ただし保険の適用はナシで、全額自己負担。以前【社会保障費と消費税率と「公正な税負担」と】で、過去において高齢者の医療負担を全額無料から1割負担、そして2割負担に増やした時に、該当年齢階層の健康状態にどのような変化が生じたのか資料があると良いなあ、としたのは、これも一因。果たして今の2割負担を現役世代と同じく3割負担にした場合、どれほど医療健康方面で変化が生じるのだろうか。ゼロから1割、1割から2割の時と同じ結果となる予想は立てられる。
また「話を聞いてほしいだけ」との話もある。しかし、ならば、貴重な医者のリソースを消耗するのは勘弁してほしい。それほど余裕がある時代ではないのだから。
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