「カレーライスとカレーライス」......ってカレーとカレー?!

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スーパーの総菜売り場でよく見かける、ご飯とカレーと福神漬けがセットになった、お気軽カレーライスセット......には違いないのだけど。三分割された容器の一番小さい所に福神漬けが入っているのは善しとして、本来ならカレーのルーとご飯が入っている場所に、それぞれカレーとルーが1セットで入っている。つまり個々の場所でカレーライスが完結しており、商品名通り、カレーライスとカレーライスになっている。

なんてこった。お弁当を一つ買ったはずなのに、カレーとカレーでだぶってしまった、的な。

元々容器の区分分けをしているのは移動中などの振動で勝手にカレーとルーが混ざらないようにとの配慮からのものだけど、それが台無しになっていることは否めない。他方、ぱっと見でも分かるけれど、盛り込まれている量は同じに違いないのだけど、こうやった方が何となくお得感があるのも事実。あるいはお昼ごはんに大きい方を食べて、夜は麺類か何かと一緒に小さい方をいただくってのもありかもしれない。容器が分割できるような仕組みなら、もっと使いやすいのだろうけど。


こちらは大きいサイズの方にカツが加わりカツカレーとなっている。これなら分けた意味もより明確化している。

大衆食堂で時折見かけるチャーハン付きチャーハンみたいな感じで、量を少し多めに食べたい人向けの、ちょっとお茶目な方法なのだろうか。それとも今件のように「見た目のサプライズで商品の魅力を底上げする」という工夫によるものだろうか。

いずれにしても、ほんの少し発想を転換するだけで、ごく普通のものも大いに面白い、目を引く存在となるのだなあということを改めて認識させられるお弁当には違いない。

......個人的には商品名を「カレーライスとライスカレー」とか「カレーライスとカリーライス」あたりにした方がお茶目だったかも、とは思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2016年3月27日 07:34に書いた記事です。

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