「ママ歯みがきしてこよ~っと、その間に息子がお着替え終わってたら...びっくりするな~まあまさかそんなわけないけど!笑」などとフリをしてから部屋を出ていくと、ドアを閉めた途端キャッキャドタバタ着替えを始める息子が可愛い。(再ツイート)
— さと藤原 (@sato3794) 2016年3月23日
以前紹介した「トムソーヤの冒険」におけるペンキ塗りの話にいくぶん似ている部分があるお話。子供に行儀をしつける時に、そのまま何度も繰り返し教え説き、それができていないと叱るのではなく、「できないだろうなあ」と親が思っているようなそぶりを見せて、子供がサプライズを親にもたらそうとする=行儀よく振る舞うように誘導する話。
一定以上の知恵がついてくるとこの方法も通用しなくなるけれど、発想のキャパシティがまだ少なく、思考の選択肢もあまり用意できない幼いうちでは、子供の自主的な行動を誘発する方法としては非常に有益。猫も成長してくるとそれなりに学習し判断をするようになるけど、子猫のうちにはヤンチャぶりを発揮して飼い主の目論見にまんまと乗ってしまうのと似ている。
子供にとっては神様的存在の親に何らかの影響を与える、びっくりさせる、しかもポジティブな方向での反応を示してもらえるってのが非常に大きな報酬となるし、自分の存在意義を認識できることになる。一種の条件反射的なところもあるけれど。あるいは学習機能的なものかな。行儀よく振る舞うと、親にサプライズを与えられるという報酬を得ることができるっていうね。
着替えが終わったのを見計らって部屋に戻り、わざとらしく「どうせまだお着替えしないでダラダラしてたんでしょー?早く着替えなさ...エエエエエエ!!?もう着替えてるゥーー!?!?」とおおげさに驚いてやるのを繰り返してたら、歯みがきも保育園の準備もシャキシャキするようになってお母さん超楽...
— さと藤原 (@sato3794) 2016年3月23日
面白いのでこの「フリをしてから部屋を出ていく」を繰り返してたら、昨日ついに6:30の目覚ましをスタン!と叩いてシャキッと起きてカーテンをサッ!無言で部屋を出ていき一人で着替えて部屋に戻って来て「ママおはよ。」というS級ミラクルをかましたので「うちの子じゃない...!?」と思った。
— さと藤原 (@sato3794) 2016年3月23日
先週まで目覚ましの音に気付かずグースカ寝てて20分がかりで起きなさい!されてそのあと20分グズグズ不機嫌タイムをしてそのあと30分ご飯食べなさい!と叫び続けられてた息子がですよ...
— さと藤原 (@sato3794) 2016年3月23日
ここまでの効果はまるで予想してなかったので、私にできることは「さあママ、びっくりしたでしょう」といいたげなキラキラした瞳の息子の期待に応えるべく驚きのリアクションをさらに高めることだけだ...(今朝はのけぞって泡を吹くかのごとく雄叫びをあげてびっくりを表現しました)
— さと藤原 (@sato3794) 2016年3月24日
最後にある通り段々とびっくりするリアクションがインフレを起こさざるを得なくなるので、そして子供も知恵をつけ、学習してくるので長期間使える手法では無いのだけど、方法論として相手から自発的に行動を起こされるやり方としては、何も対子供にのみ有効なものではないので、覚えておくとよいのかも。
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