自社株の株価連動な社員食堂、日清で展開開始

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自社の株価に連動したイベントを毎月実施します。前月の月平均株価を当月の月末日終値が上回った場合、例えば「マグロの解体ショー」や「世界三大珍味祭り」など、豪華なイベントやメニューを提供する「ご褒美デー」を翌月に2日間設定します。一方、前月の月平均株価を当月の月末日終値が下回った場合、質素な食事を提供する「お目玉デー」を翌月に2日間設定します。 (栄養スコアの良いメニューを選定します。) この「お目玉デー」は予告なしに実施し、また、役員数名が給食着で社員に配膳するなど、今後に向けての自らの行動を考え直す日とします。

「企業価値の向上及び社員が自社の株価を意識し、株価上昇のために1人1人が何を出来るのかを考え、行動することを促すため、自社の株価に連動したイベントを毎月替わりで実施します」ということで、自社株の動向に合わせて、派手な催しをしたり、質素な料理を楽しんだりするという話。毎日ずっとこんな調子では無く、毎月頭に、前月分の株価動向で判断されるらしい。

この類の自社株動向の食堂でのイベントは、確か以前ヤフー辺りが導入していたはず。毎日食堂のメニューが変わるってわけではないので、ハレとケのアクセント付的な要素を持ち、それに自社株の株価をリンクさせることで、自社とのつながりをより一層強く意識させる思惑があるのだろう。まあ、株価は大よそ市場動向に連動するものだから、よほど自社の業績が良いことにならないと、ご褒美デーばかりになるってのはまずありえないわけで。

ただ、その情景は観ていて「面白そうだなあ、ノリがいいなあ」という雰囲気がもりもりと沸いてくる。御目玉デーのメニューサンプルでおでんとコッペパンの組合せはどうよ、という気もするけれど(笑)、楽しそうな会社だなってのは良くわかる。色々と余裕があると、こんなこともできるのだよな、という一例には違いない。

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このページは、不破雷蔵が2016年3月29日 07:27に書いた記事です。

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