「報道の自由」2016年版が発表。ただしフリーダムハウス版。さて日本は?!

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先日【「報道の自由度ランキング」ガーという意見がまだあるようですが、ならばこちらはという話】でも伝えた、国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」によるものとは別の「報道の自由」。先の記事執筆時には2015年分が最新だったけど、先日最新版の2016年版が出たとのこと。


上の指摘にもあるけど、社会的変化などが生じていない状況下で大きく変動する、日本の世間一般にはよく知られている「報道の自由度ランキング」と比べ、妥当性があるように見える。「報道の自由度ランキング」の方では具体的な回答者がどのような対象なのかほとんど触れられていないし、ね。


ここでも「メディア関係者や弁護士、学者などが評価する形式でランキングは作成されるようだが、「国境なき記者団」は調査員の公表を推奨しているにも関わらず、日本では多くが非公開だそうだ。つまり、どのような思想、信条の人間によって評価されているか知る術は限られているということだ」とは言及されているけれど、日本の評価を決める日本の関係者はほとんどベールの中の状態。ただ、「国境なき記者団」のウェブサイト内で何度となく取り上げられている、親密感の高い「ジャーナリスト」の人達を見ると、恐らくはこの人たちが日本の評価を算定しているのだろう、ならばランキングの動向も理解はできる、的な感はある。


例えば米国でも「報道は捏造が多いから信じられないな」的な調査結果もちらほら出ている(以前のPew Research Centerの報道周りの調査結果とかね)。ランキングを創る意味はあるのかもしれないけど、まず間違いなく報道界隈自身は協力しないだろうね。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月28日 06:52に書いた記事です。

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