猫の本来の鳴き声は「シャーッ」であり、「にゃー」は対人専用の言葉であるという話

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この類の話は実のところ猫自身にその真偽を問わなければならないし、それはかないそうにもないので確かめるのは永遠に不可能なのだけど。一方でこの時期になると昼夜を問わずおさかりモードの野良猫たちが色々な声でうなっているのを耳にするに、そういやそれらの声で「にゃー」的なものはほとんどないよなあ、と思い返してみたりもする。

猫の中には子猫の時に鳴き方を覚え損ない、あるいは間違った覚え方をしたからなのか、「にゃー」的な鳴き方が出来ないものもいる。後天的な部分もあるのだろうと考えると、この説もまったくの的外れでもないような気がする。


確かに人との接点を持つ猫の場合、たとえ野良でもそれなりに人への接し方が違ってくる。ただ、何らかの形で人からひどい仕打ちを受けた経験があると、警戒心も強く、まったくの野良猫に近い挙動をしめすこともある。生粋の野良猫のケースと合わせ、あらためて元々ワイルドな野生動物なのだよなあ、と思ったりもする。

しかし「にゃー」が、人間における赤ん坊向けの赤ちゃん言葉のようなもの、ねえ。なるほど確かにそう考えると道理は通る。ある意味、猫が本当の地球における支配者で、人間は飼われているだけっていうネタ的なお話を裏付ける設定として使えそうな気がする。

もっとも最近では、家猫が日向ぼっこしていたり、地域猫的なものもあまり見かけなくなり、生粋の野良猫の類はほとんど見る機会が無い。猫のたまり場的なものも行動領域内には何か所かあるのだけど、わざわざ猫がいるかもしれないってだけで巡回するのも難しい。まぁ、遭遇したら写真を撮ってにやにやしたいところではある。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月 1日 07:25に書いた記事です。

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