メロスは激怒したのでその想いを匿名で掲示板に書き込んだらすっきりしたのでさっさと寝た。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年4月3日
#名作をいきなり終了させる
記事タイトルだけで終わってしまうような、でもよく考えてみると色々と思い当たる節があるような、大喜利大会のネタの一つ。「走れメロス」では王様の傍若無人ぶりに怒りを覚えたメロスの行動が一連のお話につながる次第なのだけど、もしメロスの時代に匿名で書きこめる掲示板があって、メロスが書き込みをしたら、その書き込みでストレスを発散できて物語は進まなかったような気がする。
頭の中にあるもやもやを具体的な文字として体現化させ、第三者的な視点で見直すことで自分の考えをはっきりとさせると共に、冷静に考え直すことができるってのは、以前にも説明した記憶がある。人の心理において不安を覚える要素の一つは、自分が何を考えているのか、何が頭の中にひっかかっているのかに関して、明確化ができていない状態にあるから。しかもどちらかといえば負の方向に。
例えば明日遠足がある子供はウキウキして眠れないってのはよく聞く話ではあるけれど、これは想像される方向がポジティブだから。これが例えば天候が不安定で明日の遠足が中止になるかもしれないとかいう話があれば、不安になってしまう。
今件のネタ話の場合、単に自分の激怒の想いを第三者的な視点から見れるだけじゃなく、不特定多数に披露できたってのも、すっきりできた理由の一つ。誰かに見てほしい、できれば共感してほしいって考えもあるんだよね。顕示欲ってやつ。
ただ今件の場合、
的な流れになるかもしれないのだよね(笑)。
ただその時の怒りは、最初のものと比べるとケタ近いに小さいものではないかな、という感じはする。
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