マスコミが得てしてポジティブよりネガティブを好むのは、その方が注目を集め、読者・視聴者をより多く得られるからです。人の生存本能の上で、ネガな話の方が本能的に注目してしまうのですね。嫉み、妬みなどの要素もありますが、まずこの「本能を刺激するか否か」が大きい。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年4月4日
似たような話は端々でしていると思うのだけど。新聞やテレビなどの「報道」界隈でネガティブな話が多く、しかもそれが多分に誇張される、ポジティブな話があまり無く、結果としてそのようなメディアからのみ情報を取得していると、世の中って悪いことばかりだなあという雰囲気に捕らわれてしまうのは、伝える側の「ウケを狙うのが最優先事項」という考え方にあるのではないかな、と。
何しろポジティブな方向性よりネガティブな方向性の方が注目を集めやすい。注目が集まれば読者は増えるし視聴率は上がる。実績となるから評価もされる。これでいいんだということでますます過激になっていく。格闘物の漫画で敵がインフレ状態を起こすような。
で、なぜネガティブな方が注目されやすいのか。自身に伝えられる情報と考えれば理解はし易い。「それやると明日死んじゃうかも」と「それやると明日ちょっと嬉しいことが起きるかも」とではどちらがより強いインパクトを持ち、注目されるだろうか。人は同じ方向性なら得てしてネガティブ側により強い感心を持つ。ポジティブにならなくても「得はしない」で済むけれど、ネガティブになると「損をした」になってしまう。100円もらえるかもはちょっと嬉しいけれど、100円損するかもは「なんでやねん」とツッコミを入れたくなる。ましてやそれが健康上の大きな問題、生死にかかわるようなものとなれば。
無論、妬みや嫉み、嫉妬心なども影響してくるけれど、それは二の次、三の次。まずは自分自身の問題。人も生き物に違いないから、生死にかかわることは本能的に注目してしまう。
@Fuwarin 嬉しいこと、楽しいことよりも怒りや悲しみ、憤怒憤激の方が脳内での反応が大きいと聞きました。
— ざぜんさん ||| 茶坊主 (@O_Flow) 2016年4月4日
「受け流して」情報を精査するスキルがこれから大事になりますね。
受け流したまんまで「よかった探し」の方がいいとも思いますw
この辺りは当方も聞いたことがある......けど科学的論文はまだ探してないので、これは宿題。ネガティブな情報を意図的にスルーしてしまうと、本当に必要なネガ情報をもパスしてしまうので問題になるから、その振り分けが難しい。ネガ情報で埋め尽くして商売の集客に用いるのは、スルーし難いその本質を悪用しているともいえる。まさに「おおかみがきたぞ」状態。
@Fuwarin 加えて記者が「何がすごいのか」を理解しておらず、なにがすごいのかを読者に伝えることができないためにポジティブな記事はあまり書かれないのではないでしょうか?中の人達はベンゼン環ひとつわからないのが化学の記事を担当してるとかひどいものです。
— 茶請け (@ttensan) 2016年4月4日
伝え手側の力量不足も一因にあるのかもしれない。恐怖心を煽ったり受け手を怖がらせるのは比較的容易だけれど、プラス方向の話を伝えるのは案外難しい。ましてや難しい話を分かりやすく、しかも正しく伝えるのは容易では無い。それが出来ない、可能でもリソースを多分に使ってしまうのならば、手っ取り早く集客できるネガ情報の方がはるかにコストパフォーマンスは良い。理解はできるけれど、納得は行かないわな......。
コメントする