送料と手数料と振込手数料と代引き手数料を足したらかえって高くついたでござるの巻

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該当引用ツイートは多分に当方のネタ的なところがあるけれど、ほぼ同じ経験をここしばらく何度かしているので、そういうこともあるよね、的なお話として。

先日アマゾンが2000円以下の商品購入に係わる配送手数料無料サービスを終了したのに合わせ、2000円以下の商品の一部で逆に値引きが生じる動きが出ている。これは競合する他出品社との兼ね合いで、配送料を足して計算すると自社経由での購入が高くつくので注文されなくなるから、はじめからその分を値引きした感じ。

無論その思惑の明記は無いけれど、特定商品に複数社が出品している場合、価格が異なるものは実質的に配送手数料を合わせると横並びだったり、どこか一社が下げると他社も同じような値動きを示す事が多々あるので、よく考えてるなあ、という気はする。

で、そんな動きもあり、アマゾンだけでなく楽天とかヤフー、さらには店舗単位での通販サイトも色々と探してはいるのだけど。ある商品を購入しようとして安めの価格が目に留まり、色々と見繕ったのはいいのだけど。送料がまずプラスされる。これは仕方がない。購入額が一定額までは手数料がかかる。これもまぁ、仕方がない。代金支払いの際にはカードはできる限り使いたくない(使う場所のルートが増えるとリスクも増える)ので代引きか銀行振り込みとなるわけだけど、代引きは相応に手数料がかかるし、銀行振り込みも対応している銀行じゃないと他銀行振り込み扱いとなるのでプラスαでの手数料がかかる。

色々と商品価格以外にかかるコストを合わせたら、アマゾンで買った方が安いよね、的な結果に終わってしまう。

無論これらの上乗せ金額は、それぞれのサービスに携わる人への対価であるから仕方がないとしても。この辺りのコストを極小化できる大手ってのは、やっぱり強いよなあ、中小は「大手でできないことに特化しないと難しいなあ」という現実を改めて思い知らされた次第。

ただ中小では大手ができないこと、小回り的なものに特化するのはいいのだけど、小回り過ぎてそこだけでは調達が中途半端に終わってしまうこともある。その場合は他の中小サイトにチェックを入れて補完の必要がある。そこでまた新たなコストがかかるとなると......うーん、大手と中小の中間ぐらい、ある特定分野に特化したそこそこ大きな場所ってのが、今後は需要が増えてくるのかな、という気はする。Nゲージだけとか、レゴだけとか、戦記小説のみ、とかいった感じ。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年4月12日 08:01に書いた記事です。

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