政党に限らないけど、タニタ、シャープ、キングジムなどを始めとした各社のゆるい公式、或いは警視庁公式の本官さんなどは、決して「悪口」を書かない。
— 加藤AZUKI【「忌」怖い話】 (@azukiglg) 2016年4月14日
他社/他者を貶す発言は、「中の人個人」では済まされず、「社全体のイメージを揺るがす」ことになるから。
先の九州の大きな地震に絡んでもう一つ。あえて該当するツイートは呈さないけれど、かなりやらかしをしてしまった勢派公式アカウントや政治界隈の当事者が確認されている。ツイッターであろうとブログだろうとFacebookだろうと、当事者の意思表示である以上、公的な見解、情報発信に他ならないのだから、相応の責任を有する人はそれに基づいた表現をしなければならない。それこそ報道も、地方の小さな講壇上での話や、委員会内での発言を大きく取り上げ突っ込みを入れて騒ぎを大きくするのだから、同じような姿勢をツイッターやFacebook上の発言にも成すべきなんだよね、もっと積極的に。公平公正に。
で。成功事例として挙げられることの多い、上記指摘の公式アカウントの特徴は、確かにそんな感じ。ゆるいのはゆるいけど、ちゃんと線引きをして、そこから出ることは無い。これも先行する朝日新聞界隈でも触れているけれど、「個人の発言です」では済まなくなるから。何しろ広報担当の語りと同じだからね。ネタ的なじゃれ合いはともかく。
あのへんの各社公式は、【競合他社】であっても貶さない。
— 加藤AZUKI【「忌」怖い話】 (@azukiglg) 2016年4月14日
そして、「他社とコラボ宣伝」「他社の商品をリスペクト」しあっていて、それが「企業イメージの好印象化」に結びつき、消費者はゆるい公式を通じてその企業に良い印象を持つ。
本官さんなんかも「中の人のゆるい日常」が個性として好印象として受け止められてるけど、本官さんもやっぱり誰かの悪口とか上司の悪口とか絶対に言わない。
— 加藤AZUKI【「忌」怖い話】 (@azukiglg) 2016年4月14日
まして、「叱られたけど言い訳」とかしないし、「批判を浴びている最中に相手をブロックする」とかやらない。
ゆるい公式の鉄則は
— 加藤AZUKI【「忌」怖い話】 (@azukiglg) 2016年4月14日
・自社イメージの向上
・他社を批判する姿を見せない
・フレンドリー
・中の人の「ほどよいマヌケさ」
・その他の公式との「ほどよい共存共栄」(排他的でない微笑ましい馴れ合い)
この辺りなんじゃないかな、という気がする。
「鉄則」の一覧は大体あってる的な話で、もちろんケースバイケースのところもある。ただ、原則論として知っておくと、今後役に立つことは間違いない。あとあえて加えるとすれば、個性として必要な場合を除けば、ていねいな言葉遣い。乱暴だとそれだけで嫌悪感が生じることも多い。ブログなどの書込みならともかく、ツイッターの場合は特にそれが必要。
「ゆるい公式で親しみを持って貰う」てのは、
— 加藤AZUKI【「忌」怖い話】 (@azukiglg) 2016年4月14日
・等身大(中の人とフォロワーの距離の近さ)
・フォロワーからの適度なツッコミを誘う、ボケ、或いは隙
とかそこらへんなんだろうけど、それって
・マメさ
・丁寧さ
・気の長さ
・頭の回転の速さ
が必要なんじゃないのかしらん(´・ω・`)
この辺りのスキルは、多人数同時参加型ネットワークゲームにおけるゲームマスター的な役割を果たす人とか、コミュニティサイトにおける管理人にも必要なもの。コミュニティコントローラーとか運用人と表現すればいいのかな。コンビニ店員さんみたいな多機能さが求められる。
もし政党アカがこれらのゆるい公式のルールに準じる形で振る舞おうと思ったら、少なくとも、
— 加藤AZUKI【「忌」怖い話】 (@azukiglg) 2016年4月14日
・自党の印象を向上
・他党の悪口を言わない
・フレンドリー(マメさ)
・中の人のほどよいマヌケさ(人の良さ)
・他の政党の公式アカとのほどよい共存共栄(をする度量を見せる)
とかは必要そう。
例の「やらかした」アカウントはどうだったのかな、とか思ってみたりもする。
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