現場とそうでないところと...震災周りの策動への対応

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先日から続いている九州地方の地震に関し、これまでの地震災害などでは必ず登場した詐欺、詐欺まがいの業者が暗躍しているとの話がある。まあ、「ようです」なので特定の対象者を拘束したわけではないのだけど、過去の事例を見るに存在することは間違いない。どたばたしている上では防犯意識がおざなりになるけれど、警戒は怠らずに。

あとこれに関連する形で、指摘している人も多数に及ぶのだけど、著名な場所、名所のような、誰もが直ぐに分かるような場所「以外」における被害状況は、写真を撮ること自体は構わない、むしろ状況把握と今後の行政への報告における証拠保全としては推奨されるけれど、それをソーシャルメディアなどに投稿するのは控えた方が良い。被害の状況が場所の特定と共に成された場合、それを元に色々な策謀をめぐらす人が出てくる可能性はゼロでは無い。場所が分からない室内とかなら別にかまわないのだけどね。誰にでも閲覧できるってことは、心の悪しき人にも見られるかもしれないってこと。


これらは現場「以外」でのお話。これも自然災害が発生するたびに生じる話ではあるのだけど。募金を考えている人は今はまだ手元に残しておくのが一番。お金は生ものじゃないし、第一今の時点で募金云々をしたところで、すぐに対応できるわけじゃない。大手の企業による募金サイトやコンビニなどの募金箱に入れるより、街角で募金箱を持つ人に直接募金した方が気持ちがいいと思う人もいるかもしれないけれど、それが何の役にも立たないどころか、たくらみを持つ人の懐に収まるリスクを考えれば、素直に安心できる場所での募金か、もうしばらく様子を見た方が良い。

この類のは「善意の人かもしれないのに」との反論をされると頭が痛いのだけどね。リスクが多分に生じているのも事実なので仕方がない。


これは今朝方当方が確認したもの。多分にその類のアカウントは元々のクセが出ているために、地震絡みの話でも多分に煽り口調になるのが業だよなあと思うのだけど。情報の過多による精査の困難化を考えると、基本的に信頼がおけるアカウントのツイート以外はリツイートをしないのが望ましい。印象深いものはついついリツイートなどのシェア行動をしてしまいがちだけど、かわいい猫の写真とか巨大なステーキの登場写真ならともかく、災害系の情報シェアにおいても同じような感覚なのはちょっと困るところがある。

中には「このような状況なのだから少々過敏になっても仕方がないだろ」という意見もある。でも、むしろそのような状況だからこそ、大人ならばしっかりと考える必要はある。当方自身も今朝のタイムライン上の精査の中で、「仕方ない」を堂々と宣言して色々とやらかしたアカウントを確認し、そのアカウントに対する格付けを大きく下げたばかり。


ぶっちゃけるとこれが一番かもしれない。フィルタ機能を有するブラウザやアプリなら、いくつかの該当ワードを表示除外対象にしばらく入れておくのも一つの手立てだろうね。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月16日 08:15に書いた記事です。

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