地震の時、机の下は逆に危険(天井落ちてきて机ごと潰されて圧死するパターンも多い)って聞いてからこの三角スペースを探す事心掛けてるhttps://t.co/pERxbmfkcj pic.twitter.com/kFIe8G3a5q
— 44 (@ClawLion) 2016年4月15日
これはTriangle of Lifeと呼ばれている誤ったコンセプトで、USGSやアメリカ赤十字から否定する声明が出されている。https://t.co/0V2aU8RV5R そもそもそう都合よい位置に棚が倒れる訳もない。 https://t.co/mSJqLIk9SV
— F. IKGM (@geoign) 2016年4月16日
そもそもの発端はDoug Coppという民間救助会社の人間が言い出したらしい。 https://t.co/7sW05tk4Lb
— F. IKGM (@geoign) 2016年4月16日
これも以前言及したことがあるかな? 見た記憶はあるのだけど、先日からの九州での地震に伴い、再びソーシャルメディアなどで見かけるようになったので。
ツイートなどのレスポンスで指摘されている通り、米ソ冷戦時の核戦争を想定した各種映画でもこの類の避難方法を用いた描写が使われていたこともあり、また実際に救助されたケースでもこのような場面と考えられるものもあったから......ってのもあるんだろうけど。
実のところ複数の関連団体から否定する声明が出ている。
結局これって、いわゆる生存者バイアスの類では無いかな、という感はある。このような隠れ方をして、実際に助かった人もいれば助からなかった人もいる。例え前者がごく少数で実質的には有効な手立てでないとしても、その助かった少数が「この方法で自分は救われた」と証言すれば、それが有効な手立てのように認識されてしまう。なにしろ、助からなかった人は発言する機会すらないのだから。
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