ボランティアより今は募金、しかも適切な場所へ

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九州・熊本震災(現時点で名称は色々と変わっているので、とりあえずはこんな感じで)に関して直接被災していない人における地団駄はよく理解できる。ただ、これって多分に以前でも使った言い回しなら、「テレビに映っている人に手を差し伸べて反応が無いので首を傾げる子供」と同じ。できることは限られているのだから、できる範囲で最善を尽くすのが賢い大人の対応。自分は何かをしたという自己欲求の充足が無いとイヤだというのなら、その時点ですでに目的が自分のためになっていることに気が付くべき。

現時点では①の募金、しかも公的な場所に成すのが良い。すでに色々と怪しげなものを多数見かけるけれど、株式投資と同じで、あちこちに手を出してもろくなことにはならない。確実な場所があるのだから、そこに募金をすればそれで良い。まあ、あとは今まで以上に頑張って働いて稼いで、税金を多く収められるようにする。


ボランティアに関しては個人的には現時点では全面ホールドが正解だと思う。確かに現地の声として、マンパワーが足りないとの話もあり、それを大義名分にボランティア云々との意見もあるけれど、個人や統率力が未熟なレベルの人材が現地に足を運んでも、ぶっちゃけるとかえって邪魔。むしろ来ない方が役立つ。流通ですら大混乱している場に、統率のとれていない人材が入ってどうなるのか。それこそ軍同士の戦闘の場に民兵が足を運んでごちゃごちゃにしてしまうような感じ。

ヒーロー願望は誰にもあるけれど、それで他人に迷惑をかけたのでは身もふたもないという次第。あれかなあ、日本では兵站を軽視して前線部隊を重視する的な指摘があるけれど、あるいはボランティア周りもそれが遠因なのかなあ。

今件に関しては各方面で自粛を呼びかけている。見方を変えればこの時点であえてボランティアを云々としている筋は、それなりにアレがナニだと判断すべきでもある。実際、その類の話もちらほらと入っている。


まさに「ボランティア 行く金あるなら 貯金して その金まとめて 寄付をお願い」ではある。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月18日 07:54に書いた記事です。

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