報道の自由確保されている=菅長官(時事通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/WxvBZnvsPi #Yahooニュース
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年4月21日
報道の自由度ランキングで日本が72位になったのはそれほど問題ではないと思う。国境なき記者団のデタラメな調査による無意味な数字だから。より深刻なのは、そのデタラメな調査結果を無批判に向こうの言い値のまま伝える本邦の報道機関のチェック能力の無さだろう。
— Yash_san(´・ω・`)? (@yash_san) 2016年4月21日
先日の【毎度おなじみの「世界報道の自由度ランキング」でございます、的な2016年版が登場】からの流れ。その決定プロセスの不透明さや直近年の他国との相対的な順位、日本の過去の得票とその時の情報界隈の情勢を見極めれば、該当ランキングが内輪ネタ的なもの以外の何ものでもなく、先日指摘があったように「流行語大賞」レベルの信頼度に過ぎないのは明確であるにも関わらず、このような質問があり、リソースが費やされた次第。誰だ、聞いた記者は的な。
指摘の通り、それをそのまま用いる報道機関の質が問われるし、あるいはその内情を知った上で叩きの素材に使っているのならもっとタチが悪い。
「報道の自由度」が日本は61位、低いという。だが、よく見てみよう。「インターネットの自由度」では7位なのだ。つまり、ネット上での自由な議論に比べ、実際の報道の場では主義のごり押しや売上げ至上主義、排他性によって「報道側が自分達の望まない報道の自由を認めていない」だけに過ぎない。
— 同田貫上野介正国 (@den_thieves) 2016年4月20日
で、こんな指摘が。国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」ってそんな指標を出していたっけ......ちょいと記憶が無い。ただ、この値が確かならば、その解釈の仕方は大いに納得ができる。特定少数のお仲間内でのランキングが低く、ネット界隈での自由度が高いとなれば、お仲間内での都合が悪いってことになる。自由奔放度ランキングではあるのだけど、その意味合いがより確かなものとなる。
民主化と自由に取り組む国際団体「Freedom House」 https://t.co/Im45J3LIru 純粋な自由度ランキング。こちらは2016年分が最新。 https://t.co/u3Mb7Dj3Ou 日本は同率16位。 pic.twitter.com/Bg1YUpIkfY
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年4月21日
こちらはネット上の自由度ランキング。2015年分が最新。 https://t.co/p1kheKIwJz 日本は7位。 pic.twitter.com/Mc0AVZhiG3
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年4月21日
そして報道の自由度ランキングもあったりします。2015年分が最新。https://t.co/Cwnz0584dt 日本は41位。上位陣のスコアはほとんど変りも無く、相応の順位です。 pic.twitter.com/2FeIOaTEab
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年4月21日
そして色々と調べてみたところ、別の国際団体「Freedom House」が毎年継続的に、該当するランキングを公開していることが分かった。数字は指摘の通りなので、これを指したのだろう。今件では単なる自由度が16位だけど上位陣は1ポイントとかの差なので天井レベルと見て良い。ネットならば7位。そしてこちらでも報道の自由度ランキングはあるけれど、これは41位。ただこちらはポイントの差異がほとんど無く、大体上位陣で固まっている。
さて、国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」との差異はどのように解釈すればいいのだろうね。やはり海外のとか、NPOのとかいった権威にひれ伏してしまうっていう性質を利用し、ツールとして用いている感は強い。ならばこちらの方が、より強い権威であると見た方がよいだろう。何しろ調査方法は完全に公開されているし、お身内の順位立てではないからね。
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