トイレの需要と男女の違いと

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高速道路のパーキングエリアや駅ビル内でも時折見かける情景ではあるのだけど、順番を待ちきれずに男子トイレ側に中堅層の女性が入り込んでくる場面がある。そこまでいかなくとも、女性の方が行列が長いって場面は多々見受けられる。要はトイレが必要な状況下において、男女で同じ面積のトイレの場所を用意されて施設が創られた場合、女性の方が回転率が悪いので、どうしても対応しきれなくなってしまうというもの。

九州・熊本の地震でも、仮設トイレに関して女性向けトイレの数に係わる論議がちらほら見受けられ、その中で色々とためになる話があったので、覚え書きも兼ねて。トリガーとなったのは「女性向け6つ、男性向け2つのトイレ設置より、男女合わせて8つの方が効率は良い」というもの。

生物学的な面に関してはあとで検証を加える必要があるけれど、回転率周りの話から、「女性トイレを多めに配してい置くのは常識だ」というのは、改めて納得ができる。


この辺の話は実際に関連法令に触れたことがある、必要のある立場にないと分からない。当方も初めて知ったけれど、納得のいく基準ではある。法は得てして必要に応じて作られていくことを考えれば、当然ではあるのだけど。

ただ、一度知ってしまえば、それを知恵として身につけることはできる。使える機会はそうあるわけじゃないけれど、少なくとも野暮で見当違いな指摘はしなくて済むし、色々な場面で「ああ、なるほどね」と世の中の道理に納得することができる。知識は人生を豊かにするってのは、まさにこの事を指すのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月22日 07:20に書いた記事です。

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