「買って応援」は確かに大切だけれど

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先の震災に伴う東北地方や、先日の九州・熊本地震に伴う九州地方への支援スタイルの一つとして、地域のサービスや産品を積極的に購入して需要を喚起し、経済的な支援を間接サポートするという切り口がある。売り上げが伸びて逆に困るのは、原価割れしている時ぐらいだし......と思ってしまう。

けれどよく考え直せば、ゲームの世界のNPOショップでは無いのだから、在庫が無尽蔵に沸いてくるわけでは無い。急激な需要の拡大には追いつけない可能性が多々ある。既存品の在庫をさばくまではいいけれど、それが済んだら後は新規に生産しないと対応はできない。で、その生産はもうできるのかなとか、急増した需要に見合うだけの供給は可能なのかな、とか考えると、無茶な需要の急増はかえって負担をかける可能性は否定できない。嬉しい悲鳴がそのまま悲鳴になりかねない。

そのような状況を考えると、アマゾンなりヤフーなり楽天で、あらかじめ定期購入なり時折購入するもののリストの中に、該当する地域のものを加えておき、調達の頻度を上げるぐらいが無難では無いかなという気がする。旅行の際には選択肢として勘案するように覚えておくとかね。

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このページは、不破雷蔵が2016年4月27日 07:23に書いた記事です。

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