コロナ(CORONA) 冷風・衣類乾燥除湿機 「どこでもクーラー」 表示上は価格100%オフ。でも実売価格は本来の価格と変わらず。不当表示として悪しき業者は取り締まってほしいものですが。https://t.co/RcJowcv0v2 pic.twitter.com/0VTfOFfeVO
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016年4月20日
ルールとか決まりとか仕組みには必ず穴がある。完璧なシステムなどありえず、その穴が突かれるたびに修正をほどこし、より良いものとしていく。他方、その穴を悪用することで、客観的に見ればインチキでしかないことを正当化させ、利益を得ようとするケースもある。それを裏ワザと呼ぶのか、悪巧みと呼ぶのか、インチキと評するのかは人それぞれだけど。
アマゾンではさまざまな条件付けによる商品検索が可能で、当然検索結果で上位表示された方が、見てもらえる、そして購入してもらえる可能性が高くなる。類似商品が1円単位で上下したり、ある商品が値引きをすると他の商品が配送料込まで含めて同じ価格になるように調整されるとか、よくある話。
今件ではその仕組みを悪用した、といえるのだろう、割引率が100%となっている商品。アマゾンから指導が入ったようで、現状では適正価格に戻っているけれど。要は、元々それなりの値引きがされているにも関わらず、その値引き率では他社との競争で優位性が持てないからと、参考価格を上限の9999万9999円にしてしまった。当然、計算の上では割引率は100%になる。厳密には99.965859%だけど、四捨五入で100%。これは確かに目立つし検索の上では最上位。
無論、家電商品で1億円のものがあるはずかなく、突っ込みは入りまくり。スーパーの値引きセールで●割引とあるのに値引き後の価格がさほど通常の販売価格(定価よりいくぶん安い)と変わらないと首を傾げて良く見てみたら、値引き前の価格が定価だったというオチみたいなもの。
一度この類の所業をやらかすと、後々まで尾を引くんだけどね......。お気軽な気持ちでやったのかもしれないけどさ。
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