吉野家の豚丼が一か月で700万食売れたそうです。1日23.3万食

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牛丼チェーンの吉野家は6日、4月6日に約4年ぶりに復活させた「豚丼」が1カ月で販売数700万食を突破したと発表した。同社は豚丼の初年度の販売数量を2千万食~2500万食と見込んでいたため、約3分の1を1カ月で販売する好調な滑り出しとなった。

先日の【吉野家プラスに転じるがすき家はマイナスに...牛丼御三家売上:2016年4月分(最新)】でも触れた、吉野家が4月頭から発売を再開した豚丼の大ヒットな話。1か月で700万食ってことは1日平均で23.3万食。吉野家の店舗数は1200店足らずだから、1店舗あたり平均で194食さばけたことになる。実際には店舗規模で随分と差異は出てくるのだろうけど、それにしてもこの数はちょっと多い。24時間フルで開店していて、1時間あたり8食ってことだからね。

色々と理由はあるんだろうけど。よく語られている「安いから」というのは理由の一つに過ぎないのではないかな。牛丼の並盛が380円で豚丼は330円。同じ300円台の価格帯でしかない。そりゃ50円の安さは小さくないけれど。むしろメニューのバリエーションとして、お手軽系の肉料理で牛しかなかったところに豚系が入ったのはポイントが大きいと思うのだな。例のBSE問題で豚丼が展開し、問題終息で販売終了となった時にも、惜しむ声は大きかったし。

ただやはり、世間一般には「豚丼は安いから売れた」というイメージは大きい。吉野家側でもそれを否定していない。本家記事にも書いているけど、牛丼チェーン店で共通の戦略となりつつある、客単価の引き上げで客数の減退を補うかじ取りが、この豚丼の成功で変化が生じるのではないかな......という可能性はある。松屋辺りが豚めしを似たような価格で展開し始めたら、その動きが本格化しだしたと見て良いのだろう。

個人的には今後、吉野家では牛豚丼的なものも出てくるんじゃないかな、という予想がある。一つで二つの味わいとかいうコピーで。

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このページは、不破雷蔵が2016年5月 7日 06:23に書いた記事です。

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