以前、目の病気の友人の為に小説をKindle化しないかなって言ったんだけど(Kindleだと電子音声で読み上げができる)それとは別に、Amazonで月額制の朗読サービスあったので貼っておくね https://t.co/n6Y2Jj2hJw 評論からラノベからBLまで幅広くある
— 菊野郎 (@kikuyarou) 2016年5月9日
米国の民間調査会社Pew Research Centerでの図書館周りの調査の中身を色々とチェックしていた際に、紙媒体の本と電子媒体の本の他に、オーディオブックなるものが別途カテゴライズされており、それなりに高い需要があるのを何度か目にしている。言葉通り音の本で、音声による書籍の提供を行うもの。日本の図書館でもそれなりに需要も供給もあるのだろうけど、米国ではここまで進んでいるのか、需要があるのかと関心させられた記憶が。
他方、ここでも何度か紹介したかもしれないけれど、落語など音をメインとするケースが多いエンタメでは、収録した音を提供するスタイルの媒体が流行っているとの話も多々見受けられる。今件で紹介されている音の図書館こと「【Audible(オーディブル)・オーディオブック】」にも、しっかりと落語や講談はカテゴライズ化されている。
「眼の病気」とあるけれど、まったく見えない人に限らず、視力が落ちている人とか、目が疲れやすい人とか、本を読むのが苦手な人、苦手になってしまった人は少なくない。また、見る上でのハードルが無い人でも、読むよりは聴いた方が気軽で良い場面も多々あるし、そのスタイルを好む人もいる。ながら視聴ができる点ではテレビもラジオも同じだけど、ラジオの方が好きって人もいるからね。あるいはテレビをラジオ的に楽しむ人も結構いるはずだ(当方も時折ラジオでNHKテレビの音だけを聴いている。これは入院時にそのスタイルで音のみ視聴をしたのがきっかけ)。
地味ではあるけれど、今後この分野は確実に伸びていく気がする。何しろ、コンテンツそのものは山ほどある。漫画のようなビジュアル重視のものはさすがにオーディオブック化は困難だけど、漫画を基にしたドラマCDなどもあるので、業界界隈にノウハウはあるはず。また、テキストデータ化されることで、自動音声アプリなどを用いれば、音声読み上げができるってのは、意外に革命的な話ではないかな、という気がする。
個人的には将来、書き上げた原稿の校正に使いたい気がする。流し読みと音声による聞き取りとでは、チェックの際に使う器官が異なるので、ミスに気が付きやすいかな、という気がする。
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