RT @鍵 日本人教員のツイッター見てると、「ばあちゃんが亡くなったのがn回目」「締め切り後の課題を受け取る」「(仕方なく)成績を甘めにつけた」とか結構甘くて驚く。期日までに試験受けれるように課題もきちんとこなすのが阿呆らしくなるレベル。
— あかりてょん(松) (@akkrrr257) 2016年5月2日
遅刻したりずる休みをした時に良く使われる......というネタとして有名な「祖父母が亡くなったので」とかいう言い訳。プライバシーに抵触する部分であまりツッコミが入らないだろうというズルい思惑もあり、色々ともやもやしてしまう。それらをはじめ、色々な大義名分をつけて、本来守らねばならないルールの基準をずらしてしまう、評価を甘くしてしまう。この類の話はネタ云々ではなく、よく見聞きする話ではある。
ただ、それって指摘の通り、そのルールを守るために懸命に努力をして、色々なものを棒に振ってまで遵守してきた人には、大いにモチベーションの下がる話に他ならない。要は正直者がバカを見てしまうではないかというもの。法律を破っても何の罰則もないのなら、皆が皆、法律を守らずに利己主義に走ってしまうよね、的な。
無茶なお願いを聞いてしまうと、真面目にやってる学生のモーティベーションを削いでしまう。その一方で、あとちょっと頑張れば何とかなりそうな学生には、救いの手を差し伸べたい。このバランスを取るのが我々の仕事でもあるのだけど。
— yk_ga (@yk_ga) 2016年5月2日
PCの不調で課題提出が出来なかったので、遅れて出したものを採点してほしい、というお願いはよく受ける。こういう時は過去の提出状況を見て、遅延が何度もある学生からのものは受け付けない。こういうところで「信用」というものが何なのか学んでほしい、と願いながら。
— yk_ga (@yk_ga) 2016年5月2日
どれほど詳細なガイドラインを設定しても、そのラインでは検証しがたい事例もある。限りなくセーフに近いけれどアウトになってしまう場合、ちょいと境界線を調整してセーフの領域に入れた方が良い場合もゼロではない。イレギュラーな事案が生じたのなら仕方がないこともあるけれど。
ただ、一度決まっているルールを裁量で崩してしまうと、次から次へとその崩された範囲になだれ込んでくる。対象者も、そして判断をする自分自身も。1.00を超えたらダメだとした時に、1.01はギリギリアウトだけど、まあセーフでいいやとした時、次に来るのは1.02だけどセーフにしてよね、という懇願。1.01が許してもらえたのに、何で自分の1.02はダメなんだと主張されたら、どのような説明ができようか。過去の事例も検証する必要はあるのだけど。
とりあえずIt never hurts to askという言葉を作った人間を見たら、小一時間問い詰めたい。無茶なお願いばかりする人は、相手の好意を自分の利益のために平気で利用する人だと思われて、信用を無くすのですよ。
— yk_ga (@yk_ga) 2016年5月2日
「It never hurts to ask」とはダメ元で聞いてみなとか、聞くだけならタダという意味の言い回し。ある意味事実ではあるのだけど、状況によっては相手に余計なリソースの消費を強要することになるし、それを繰り返すことで自分の評価を下げることにもなる。たまたま遅刻してダメもとで頭を下げたら勘弁してもらえたので、次から毎回遅刻してそのたびに頭を下げ、相手の好意を期待するようなもの。
言い訳は大よそ相手にはバレている、気が付かないふりをされているだけだってのは、頭に入れておいた方がいい。そして言い訳をするたびにその場はクリアできたとしても、自分自身の評価を下げていることにも。
逆に、本当に仕方がない類の理由を説明しても、ウソのように思われてしまうのは、それはそれで悲しいものではあるのだけどね。
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